中学部(2023)トピックス
中学部トピックス NO.30 『雪の生活体験に行ってきました!』
1月18日~19日の1泊2日で雪の生活体験(群馬県の尾瀬岩鞍)に行ってきました。
今年の冬は暖かい日が続き、雪不足も心配されましたが、宿泊前にタイミング良く、まとまった雪が降ってくれました。
18日は、宿舎に到着して開校式や昼食を済ませてから、早速、ウエアに着替えて雪上活動を行いました。ソリゲレンデでそり遊びをしたり、雪玉作りゲームやそり運びレース等をしたりして楽しみました。そり遊びでは、何回も滑るうちにコツをつかんで、まっすぐ長い距離を気持ちよさそうに滑り下りる姿が見られました。
夕食後は、理科の実験として、月や星の観察をしました。天体望遠鏡で月を眺めた生徒達からは、「白かった」「ボコボコしてる」等、満面の笑顔で大発見したような驚きの表情をする生徒もいれば、不思議そうに何回も望遠鏡をのぞき込む生徒もいました。この日は、ちょうど上弦の月で、先日の「ふれあい天文学」で学んだことと結び付けて話をしながら夜空の月を観察しました。
19日は、朝食を済ませた後に理科の実験をしました。前日に配布していた使い捨てのカイロを題材に、どうして温かくなるのかということを知る為に、まずは、カイロの中には何が入っているのだろう?という問いをたてて、みんなで実験しました。あらかじめ用意していた複数の材料の中からカイロの中に入っているものについて予想をたててみました。匂いを嗅いだり、色を確認したり、2学期に学んだ単元「磁石のふしぎ」と関連させながら、磁石にくっつくか等を実験し、真剣な眼差しで実験に取り組む姿がとても印象的でした。
中学部トピックス NO.29 『理科 月や星について学ぼう!~ふれあい天文学~』
1月15日に国立天文台の縣秀彦先生による「ふれあい天文学」の出前授業を行いました。(当日は、縣先生の他にライデン大学のペドロ・ルッソ先生も来校して参観されました)
最初は、月の形が変わるのはなぜ?という問いをたてて、月の満ち欠けについて実験しながら学習しました。スポットライトを太陽に、白いボールを月に見立て、地球の位置に生徒が立ち、月の動きによって、月の見え方がどのように変化するかを実験しました。縣先生がスライドで示した同じ形の月を見つける活動を行い。縣先生や教員、生徒が交代で月に見立てたボールを持って一周して、同じ形に見える月を探しました。
後半は、ミライの体育館を活用し、体育館の床面に宇宙空間を投影し『宇宙旅行に行こう!』ということで、地球を出発して宇宙からみた地球を見たり、惑星を眺めたりしました。
生徒たちは、縣先生の話をよく聞いて実験に参加したり、ミライの体育館のプロジェクションマッピングを楽しんだりしていました。今回の「ふれあい天文学」の出前授業を通じて、夜空に輝く月や星に気付いたり、天体の美しさや不思議について関心をもてたりしてくれればと思います。
その後の理科の学習では、縣先生に教えていただいたことを振り返りながら学習をしています。
中学部トピックス NO.28 『講道館でタグ柔道をしました!』
今年度も講道館の指導員の先生方のご協力のもとで3回の体育校外学習を実施しました。今年度も指導員の鮫島先生から、柔道の創始者の嘉納治五郎先生の言葉「自他共栄」「克己」「なにくそ!」という言葉についても話を聞きました。嘉納先生が子供時代から様々な壁にぶつかった時にも強い精神で立ち向かい困難を乗り越えてこられたというエピソードから、生徒達にも日頃の生活や学習においても「なにくそ!」と強い気持ちで頑張ってほしいと激励の言葉をいただき、実際にその言葉を書くことから始めました。生徒達も好きな言葉を選んで、思い思いに書にしたためて、自分の気持ちを表現しました。
その後は、礼法(立礼と座礼)や受け身の仕方、投げ技の体験をさせていただきました。大きな体の先生方を次々と生徒達が投げ倒し、道場にバッターン!という音が鳴り響き、生徒達も柔道の醍醐味を味わわせてもらいました。
最後は、タグ柔道の試合をグループに分かれて行いました。互いに礼をしてからルールを守って試合を行い、勝っても負けても最後は、また礼で終わる姿や「もう1回やりたい」と積極的に取り組む姿がたくさん見られました。
中学部トピックス NO.27 『交流行事に参加しました!』
10月22日に中学部2年生が筑波大学の附属11校で行われた『三浦海岸交流行事』に参加しました。この交流行事は、多様な個性をもつ児童生徒が、異年齢の児童生徒とともに多彩な交流を経験することによって、共生社会に対する意識を向上させ個性の伸張を図ることを目的として実施しています。
まずは観光バスで三浦海岸へ行き『地引網体験』をしました。最初は、初めての地引網体験で戸惑っている様子も見られましたが、みんなと一緒に網を手繰り寄せていく中で、次第に笑みがこぼれ楽しそうに活動する姿も見られました。網にかかっていた魚やクラゲを眺めてみたり、触れてみたりして興味深い体験となったようでした。
次に附属久里浜特別支援学校へ移動し、昼食をとってからグループ毎に工作活動に取り組みました。今回は「果物パーティーをしよう」というテーマに沿って、各グループで児童生徒が協力し創意工夫しながら作品を制作して発表しました。
12月10日には、共生シンポジウムが開催され、10月の三浦海岸交流行事を通して、各附属学校から気付いたことや感じたこと等を発表しました。本校の生徒たちもグループで活動した他附属の生徒の名前を挙げて、楽しかった活動を振り返って発表しました。各附属学校の児童生徒たちも今回の交流行事を通して、気付いたことや感じたこと等をそれぞれの立場から発表していました。
中学部トピックス NO.26 『芸術鑑賞会を行いました!』
11月21日に芸術鑑賞会を開催しました。今年度の芸術鑑賞会は、日本フィルハーモニー交響楽団のアンサンブルの皆さんと坂井田真実子さん(ソプラノ)をお招きして、「特別支援学校におけるオーケストラ公演」を実施しました。
クラシック音楽の代表的な曲から、ミュージカルやアニメの曲など、バラエティー豊かな選曲で楽しんで鑑賞することができました。また、楽器の紹介や曲に合わせてボディーパーカッションを取り入れて下さり、生徒達も身体全体で曲の特徴を捉えて体感することができ、一流の演奏家の皆さんの演奏にすっかり魅了され、心に響く素敵な演奏会になりました。
中学部トピックス NO.25 『大塚祭をしました!』
11月18日に大塚祭を行いました。今年度の中学部は『めんそーれ、中学部!』をテーマに1年生から3年生までが沖縄県の特色について、クラスでテーマを決めて調べ学習を行い、その成果を展示発表しました。1年生は、生き物をテーマに様々な海の生き物を調べ、原寸大のジンベエザメの制作にもチャレンジしました。2年生は、沖縄の家や建物をテーマに、調べたことをもとにクイズを作り、出題しました。3年生は、沖縄に修学旅行へ行って経験したことや分かったことを動画にまとめました。また、学部全体では、沖縄のエイサー踊りや沖縄音階で作ったオリジナルソングを合唱しました。
午後は、第4回の附属高校との交流会を行い、シッティングバレーのパスゲームをしたり、大塚祭で発表した沖縄のオリジナルソングを一緒に歌ったりして楽しい一時を過ごしました。
中学部トピックス NO.24 『修学旅行に行ってきました!~沖縄~3日目』
修学旅行最終日の3日目は、『国際通り』と『那覇市第一牧志公設市場』へ行きました。
国際通りには、沖縄のお土産物屋がたくさんあり、沖縄の民芸品やお菓子等が所狭しと並べられていて、とても賑やかでした。
2泊3日という短い時間ではありましたが、沖縄の食べ物や植物、生き物、建物等、特徴的なものを一つ一つ見つける度にスタンプを押して活動しました。生徒の中には、沖縄の町の至る所にシーサーや石敢當等、昔から沖縄の家々を守ってきた石碑を見つけてみたり、今まで口にしたことがない海ぶどうや、じーまーみ豆腐等を食べてみたりして、私たちの暮らす東京都とは、また違う沖縄県の素敵な所を発見したり、経験したりすることができました。
中学部トピックス NO.23 『修学旅行に行ってきました!~沖縄~2日目』
修学旅行の2日目は、『美ら海水族館』へ行きました。最初に水族館のバックヤードツアーに参加しました。ジンベエザメがいる大水槽を上から見学したり、魚のエサを準備している人たちの様子やエサを保管する冷凍倉庫の見学をしたりしました。たくさんの魚を大切に飼育している環境や、それを支える人々の働く姿を知り、貴重な体験をすることができました。
昼食は、沖縄そばを食べました。うどんのような太い麺と豚骨やカツオ節からとった濃厚な出汁がよく出ていて、みんなとっても美味しそうに食べていました。
それから『みかんの里』に行って、沖縄在来種のみかん(カーブチー)を木から手で直接摘み取って食べました。さわやかな甘みがあり、次々と手に取って味わっていました。
その後は、『お菓子御殿』へ行き、お店の前にある砂浜で、サンゴやシーグラス探しをしたり、海に入って遊んだりしました。また、お土産を選んで買いました。短い時間でしたが、沖縄の海で開放的な気分を味わうことができました。
夕食は、ホテルから歩いて行けるお店へ食べに行きました。2日目は、生徒の役割を交代して、Googleマップで店までの行き方を調べて案内してもらいました。お店では、各自、好きなメニューを注文して食べました。帰る途中、ホテルまでの道が分らなくなった生徒に、友達が「あっち(ゆいレールの方角)だよ!」と周りの景色を覚えていて教えてあげる様子も見られました。
中学部トピックス NO.22 『修学旅行に行ってきました!~沖縄~1日目』
10月31日~11月2日の2泊3日で、中学部3年生が沖縄へ修学旅行に行きました。
1日目は、飛行機に乗る前から、みんなの表情が明るく、修学旅行が始まる期待感が伝わってきました。機内では、窓から外を眺めたり、しおりやガイドブックを見たり、持参したお弁当を食べて過ごしました。
沖縄に到着してから『おきなわワールド』に行きました。早速、鍾乳洞に入りました。鍾乳洞の中は、思いのほか蒸し暑く、みんな汗びっしょりになりながら薄暗い鍾乳洞の中を歩いて進みました。次に沖縄の民族衣装の着付け体験をしました。各自、好きな衣装を選んで、記念写真を撮りました。鮮やかな着物は気持ちも晴れやかにしてくれたようです。次は、紅型体験をしました。事前に決めていた図柄の布に染色しました。染めた布は、持ち帰ってから、仕上げをします。沖縄の良い記念の一つになりそうです。
夕食は、みんなが楽しみにしていたステーキ屋さんへ行きました。ホテルからお店へは、社会科の学習と関連付けて、簡略化した地図を手掛かりにして生徒たちに案内してもらいました。お目当てのステーキを食べて、大満足で修学旅行の1日目を終えました。
中学部トピックス NO.21 『第3回 附属高との交流会をしました!』
10月12日に3回目の交流会を行いました。今回は、スポーツ活動を通じて交流しました。体育館に集合し、準備運動をしてから、1年生から3年生の中に附属高校の生徒たちもそれぞれ分かれて入り、シッティングバレーのルールを用いてパスゲームをしました。
(座った状態で床に風船が付かないようにバスをして回数を競う)
短い時間の交流でしたが、回数を数えることも忘れてしまう位に大塚の生徒も高校生も必死に風船を追いかけて、パスをつなぎファインプレーも随所に見られていました。
交流会後には、大塚の生徒からは、「楽しかった」「高校生とゲームができて嬉しかった」等の感想が聞かれました。高校生からは、「名前を呼んでパスをすればもっと良かった」等、互いにコミュニケーションを深めるために心がけたいことについて振り返る姿も見られました。
中学部トピックス NO.20 『社会科校外学習へ行きました! ~小石川消防署~』
10月10日に社会科校外学習として『小石川消防署』へ行ってきました。2学期の社会では、「火災からくらしを守る」をテーマに学習をしています。今回の校外学習では、今までの学習の中から考えて消防士の皆さんに質問をしたり、消防署に行くまでの通りには、どのような防災設備があるかについて、実際に調べたりすることに取り組みました。
「火(火災)は、どのくらい熱いですか?」「消防士さんは、いつも何を食べていますか?」「煙(火災時)のにおいは、どのようなにおいですか?」「消火器のケースの色が違うのはどうしてですか?」「火災が起きた時に何人位が現場に行きますか?」「どうして早く(火災現場に)到着できるのですか?」等々、グループ毎に消防士の皆さんへ質問をしました。生徒たちの質問に対して、消防士の皆さんが、一つ一つ分かりやすく教えてくれたり、消防署内の案内をして下さったりしました。
校外学習を通して、新たに学んだことや気付いたこと等を振り返り、引き続き、学びを深めていけたらと思います。
中学部トピックス NO.19 『陸上競技大会に参加しました!』
10月5日に第67回東京都特別支援学校・特別支援学級設置学校総合体育大会『陸上競技大会』が駒沢オリンピック陸上競技場で行われました。中学部の生徒達は、今年もこの陸上競技大会を目標にして2学期の体育に取り組んできました。また、今回は社会科で「火災からくらしを守る」という学習と関連させて、駒沢オリンピック公園内の防災設備をスタンプラリーしながら探す活動もしてきました。
当日は、天候に恵まれ絶好の大会日和となりました。一人1種目(50m走または100m走)に出場し、緊張しつつも最後まで諦めずに走りきることができました。
広々とした本格的な競技場で他校の同級生と一緒に走る中で、自分の目標に向かってやり遂げた経験を自信につなげてほしいと思います。
中学部トピックス NO.18 『教育実習生が来ました!』
9月4日から筑波大学と私立大学から教育実習の先生が来ました。全校集会で一人一人の自己紹介がありました。中学部に配属となった実習生も各クラスの生徒達と積極的に関わり、ティームティーチングの授業作りを経験しました。生徒の実態に合わせた手だてを工夫して、互いに協力し合いながら授業作りを行っている姿が印象的でした。
中学部トピックス NO.17 『附属高校の桐陰祭に参加してきました!交流会②』
9月9日に筑波大学附属高等学校の『桐陰祭』に参加しました。当日に向けて、大塚の生徒たちは、どのクラスの催し物に参加したいかや、何を購入して食べたいか等、附属高校のホームページに掲載されている桐陰祭の案内や事前にいただいたパンフレットを基にクラスごとに話し合い、考えてから参加しました。
当日は、交流委員の皆さんが考えてくれたゲーム活動をしたり、交流委員の皆さんに案内してもらいながら、催し物(メリーゴーランド、シューティングゲーム 等)や模擬店(アイスクリーム、たこ焼き、焼き鳥 等)を巡ったりして活動しました。附属高の皆さんと限られた時間の中での交流でしたが、お互いに楽しく印象深い交流会になったようです。
中学部トピックス NO.16 『附属高校と交流会をしました!①』
7月14日に筑波大学附属高等学校の交流委員の皆さんが来校して、交流会を行いました。今年度、1回目の交流会ということで、自己紹介を兼ねて名刺交換ゲームを行いました。互いに緊張しつつも名前や好きなこと等を伝え合う姿が見られました。
それから、各教室に分かれて、高校生が進行役となり、ボッチャに取り組みました。ボールを投げる加減が難しく、始めのうちは高校生も大塚の生徒も得点を取るのに苦戦していましたが、次第にコツをつかみ、得点が入る度に自然と笑みがこぼれ、和やかな雰囲気の中でゲームを行いました。最後の振り返りでは、両校の生徒たちから、次回の交流会を今から楽しみにしている感想が聞かれました。
中学部トピックス NO.15 『進路学習 高等部の先輩から学ぼう!』
将来の生活を見据えて、中学部を卒業後の高等部の生活について学習をしています。その中の一つとして、高等部の現場実習報告会に参加しました。中学部の生徒たちにとって、知っている先輩たちが、一人ずつ現場実習で取り組んだ仕事内容や目標や感想(仕事の面白さや大変なところ)を発表する姿は、緊張感や真剣な様子が伝わったようで、最後まで静かに聞き入っていました。
今後、中学部3年生は、実際に高等部の授業を参観させてもらったり、参加させてもらったりすることで、高等部の学校生活に対するイメージを膨らませながら進路学習を進めていく予定です。
中学部トピックス NO.14 『夏野菜を栽培しよう!②』
ベランダで育てている夏野菜が成長し、鮮やかに色づき立派な実が育っています。
毎日欠かさずに水やりをしている生徒、自分のクラスだけでなく他のクラスの野菜の成長を気にかけて見に行っている生徒、iPadで写真に撮ってロイロノートで成長過程を記録している生徒、キュウリに自分の名前の付箋を付けて収穫時期を待ち望んでいる生徒、家ではトマトを食べられなかったのに、学校で収穫したトマトを持ち帰ると食べられた生徒等、生徒たちの様々な姿が見られています。栽培の経験と共に、イラストや写真を用いて植物の成長過程を振り返り、茎の長さや花、実の色付き等、変化に気付けるようにしたり、成長に合わせて順番に並べたりして確認しています。
中学部トピックス NO.13 『理科 カブトムシを育てよう!②』
カブトムシの幼虫が土の中で、少しずつ形を変えて蛹になり、成虫へと変化を遂げて、目の前に姿を現してくれました。生徒たちも興味津々に覗き込んで、そっと撫でてみたり、エサを与えてみたりして大事に育てています。
同時に、春や夏に見られる身近な昆虫について学習をしています。「〇〇は、どこにいるかな?林?それとも水辺?」それぞれの昆虫の体の特徴を知ると共に成育環境等について、『ミライの体育館』を使用して、体育館の床にプロジェクションマッピングで映し出して、クイズ形式で学習しました。昆虫の体のつくりを学ぶために「頭・胸・腹」を紙粘土で色分けして、好きな昆虫を形作りました。「足は何本?」「どこから足が生えている?」等とみんなで確認しながら作りました。
また、蚕の幼虫を家庭から持ってきてくれた生徒が、みんなに見せてくれました。桑の葉を蚕の幼虫がムシャムシャと食べる様子が「面白い!」とすっかり気に入ってしまった生徒は、お昼休みにエサをやりたいと担当の教員に自ら申し出ていました。
中学部トピックス NO.12 『体育~サーキットに取り組んでいます!』
体育では、サーキットに取り組んでいます。調整力、瞬発力、持久力、バランス感覚、体幹を鍛える運動に取り組んでいます。
各種目のポイントを意識して活動に取り組めているか写真や動画で記録して、活動後に振り返りをしています。毎時間、ポイントを意識して取り組んでいた生徒を表彰し、みんなに紹介しています。
中学部トピックス NO.11 『夏野菜を栽培しよう!』
身近な夏野菜(トマト、きゅうり、なす、ピーマンなど)をベランダで栽培しています。夏野菜にはどのような物があるのかを事前に調べて、どの夏野菜を栽培したいかを決めて学校周辺の店舗に行って購入しました。買ってきた苗をベランダのプランターに植え替えて、植物の成長する様子を観察し、収穫した野菜を使って調理活動につなげていく予定です。
この単元では、社会科の『地域の人々の生活や販売』、理科の『身近な植物の成長』、家庭科の『栄養を考えた食事』等、各教科の内容を関連させて取り組んでいます。
日々の水やりを率先して行ったり、葉の陰に隠れた実を探したりして、植物の成長する過程に関心を持ち、収穫を楽しみにしている生徒たちの様子が見られています。
中学部トピックス NO.10 『FC東京サッカー教室を開催しました!』
5月26日にFC東京のコーチの皆さんを招いて、サッカー教室を開催しました。
中学部では、運動会の代替行事として位置づけ、保護者の皆様にも参観や参加を呼び掛けて実施をしました。
FC東京からは、鯨井コーチを始め3名のコーチの皆様が来校し、生徒達と一緒に活動する中でサッカーの楽しさを教えてくれました。
保護者の皆様もウォーミングアップから一緒に活動しました。最初はボールを持たずに自由に歩いて、向かい合った人とハイタッチして挨拶したり、コーチや保護者、教員の足の間をくぐってみたり、鯨井コーチの掛け声に合わせて様々な動きをして身体をほぐしていきました。次にサッカーボールを一人1個ずつ持ち、コーチの合図で、ボールをバウンドさせたり、転がしたりしてボールに慣れる活動を行いました。
ボールに少し慣れてきたところで、いよいよ足でボールを操作する活動に取り組みました。ボールを足で止めてから相手に蹴り返したり、ドリブルしながら前に進んだりする練習をしました。その後は、転がしたボールに合わせて、駆け込んでボールを蹴ってシュート練習を行い、最後にサッカーのゲームをしました。なかなかシュートが決まらなくてもあきらめずに何度もゴールをねらってシュートをする生徒。ゴールキーパーを自ら行い、ボールを怖がらずに立ち向かう生徒。自分のペースでじっくりねらいを定めてシュートをする生徒。ゴール前で相手チームに行く手を阻まれ、とっさに友達へパスをする生徒等、一人一人の生徒たちが見せてくれる姿に頼もしさを感じました。コーチの皆さんも生徒の実態に応じて、支援方法を変えたり、ボールの数を増減させたりしてゲームを進めてくださり、全ての生徒がサッカーの楽しさを存分に味わうことができました。保護者の皆様も終始笑顔で温かい声援を送って下さり、生徒達も張り切って伸び伸びと活動に取り組む姿が見られました。
中学部トピックス NO.9 『作業学習が始まりました!』
5月2日に作業学習のオリエンテーションを行い、5月11日からは各班に分かれて作業学習が本格的に始まりました。
オリエンテーションでは、作業学習を含めて、クラスの係活動や家庭におけるお手伝いなど、日々取り組んでいることも働くための力につながっていることや、中学部で様々な学習をすることが、高等部への進学へ、そして、将来の生きる力や働くための力、余暇を楽しむ力につながっているという話をしました。
5月11日からは、各班に分かれて作業が始まりました。今年度もサービス班は、主に清掃のスキルを磨き、清掃作業に取り組みます。クラフト班はタイル製品を、クロスワーク班では、染物の製品をそれぞれ製作していきます。
中学部トピックス NO.8 『理科 昆虫について学ぼう!~NPO日本アンリ・ファーブル会の皆さんによる出前授業~』
5月19日に特定非営利活動法人の日本アンリ・ファーブル会「虫の詩人の館(ファーブル昆虫館)」から3名の講師の先生をお迎えして、理科の出前授業を行いました。
最初は、昆虫とその他の虫の違いや、生きている蝶の幼虫やカブトムシの成虫を見せていただきながら説明を聞きました。
次に様々な昆虫の標本を虫眼鏡でじっくり眺めたり、標本の昆虫と図鑑を見比べたりして観察しました。それから、一人一つずつ好きな昆虫の標本を選び、昆虫の様子を絵に描いて表現しました。事前学習で昆虫をイメージして描いたものと比べると、頭・胸・腹を意識して描き分けたり、足や色等の特徴に気付いて描いたりする様子が見られました。
昆虫を苦手としていた生徒たちも様々な昆虫を知ることができ、自ら昆虫の標本に触れる姿も見られました。「(蝶には)色々な模様があること、(カブトムシの)足の部分はトゲトゲしていて少し痛かった」等の感想を伝えてくれる生徒もいて、実物の昆虫を見て・触れて・感じることができたようです。
最後に、貴重な標本や昆虫をたくさん準備して下さった日本アンリ・ファーブル会の皆様に感謝の気持ちを込めて生徒会長が御礼の言葉を述べ、各クラスの学級委員が作業製品をプレゼントしました。
中学部トピックス NO.7 『避難訓練 起震車体験をしました!』
5月17日に大地震を想定した避難訓練を行いました。緊急地震速報が発令し、大地震が起きたことを想定して、避難の仕方を確認したり、起震車に乗り震度6や震度7の地震を疑似体験したりしました。1次訓練では、緊急地震速報(訓練の放送)が流れると、さっと机の下にもぐって静かに次の放送を待ち、非常階段を使って安全に避難をすることができました。
2次訓練では、起震車体験の順番を待つ間、各教室で消防庁の防災学習動画を見て、地震が起きた時の対応について確認をしました。その後、1年生から順番に起震車の体験を行いました。初めて起震車体験をする生徒は、緊張しつつも指示を良く聞いて身を守る行動をとることができていました。2年生や3年生は、昨年度の社会科の学習で防災について学んだことや今までの避難訓練の経験を活かして、落ち着いて参加する様子が見られていました。
中学部トピックス NO.6 『はたらく消防写生会に参加しました!』
中学部1年生が『はたらく消防写生会』に参加しました。小石川消防署の協力を得て、本物の消防車を目の前にしながら、消防車の絵を描きました。最初に消防士の皆さんから車体の構造を簡単に説明していただき、一人一人が描きたい構図をiPadで写真撮影しました。消防車を見て車体の形や色を確認したり、写真を拡大して細かい装備機材等を調べたりしながら描きました。一人一人が描く視点は、様々で個性溢れる消防車を表現していました。
最後に消防車の乗車体験をさせていただき、貴重な体験に大喜びの生徒たちでした。
中学部トピックス NO.5 『理科 カブトムシを育てよう!①』
1学期の理科では、身の回りの生物について学習をします。そこで、カブトムシをみんなで育てることにしました。最初に、クラスごとにカブトムシの幼虫の観察をしました。カブトムシの成虫の姿は、知っていても幼虫は初めて見る生徒がほとんどでした。恐る恐る遠巻きに眺める生徒もいれば、「触ってみたい」「エビみたい」「黄色っぽい」と身を乗りだして第一印象を言葉にしている生徒もいました。また、幼虫を手のひらにのせてみたり、指先でそっと触れたりした生徒たちは「軽い」「少しザラザラしている」「足が6本ある」と気付いたことを伝えていました。
これからカブトムシの観察を通して、昆虫の成長の過程をみんなで学習していきます。
中学部トピックス NO.4 『新入生歓迎会をしました!』
4月28日に新入生歓迎会を行いました。小石川植物園まで各クラスで歩いて行き、3年生が中心に歓迎会の司会進行をしてくれました。一人ずつ自己紹介をしたり、3年生が考えたクイズをしたりして、みんなで楽しみました。クイズは3年生が学校の中にあるものや事柄について、写真を撮ってきて考えてくれました。(例:給食室の写真を見せて、『何人で給食を作っているでしょうか?』等)
また、この日に向けて、3年生と2年生が1年生の為にプレゼントを準備していました。
3年生からは、手作りの入浴剤(バスボム)、2年生からはスペシャルハンガー(1年生の好きな色のリボンで飾り付けたハンガー)をプレゼントされると1年生は嬉しそうに微笑んでいました。
昼食は、植物園に来る途中に、それぞれが好きなお弁当を購入してきたものを食べました。みんなと一緒に食べるお弁当は一層美味しく感じられたようです。
お弁当を食べた後は、新緑の眩しい園内で鬼ごっこや風船遊びをしたり、散策をしたりして楽しんでから学校へ帰ってきました。
中学部トピックス NO.3 『音楽~校歌を歌いました!~』
音楽は、1年生から3年生までが一緒に学習しています。今年度の最初の授業で「校歌」を歌いました。校歌の歌詞には、筑波大学の校章であり、本校の校章にもなっている『桐』という言葉が含まれており、本校の校庭にも立派な桐の木が植えられていて、今、まさに紫色の桐の花が見頃を迎えています。歌詞の意味を知るために、イラストや写真で説明したり、実際に紫色の桐の花の香りを嗅いで、簡単な手話で表現したりして、イメージを膨らませながら歌いました。素敵な歌詞(香りゆたかな 花を開こう 紫の花 桐の花 / 心素直に 共に育とう 真心の友 桐の友)にもあるように、様々な学習や経験を通して、一人一人の良いところを伸ばし、互いに思いやり気持ちを育んでいけたらと思います。
授業の最後は、本校で歌い継がれている『ファイトの歌』を歌いました。1年生を応援する気持ちや互いを応援する気持ちを込めてみんなで歌いました。
中学部トピックス No.2 『体力テストに取り組みました!』
年度初めの体力テストを実施しました。グランドで「50m走」「ソフトボール投げ」「シャトルラン」の3種目を行いました。1年生は、初めて中学部の2・3年生と一緒の活動となり、最初は緊張の面持ちで真剣に取り組んでいました。2・3年生は、今までの経験を生かして率先して取り組み、昨年度の記録を更新する生徒や笑顔で楽しそうに取り組む生徒等、
青空の下で気持ち良く、みんなで体を動かしました。
また、体育館では、「立ち幅跳び」「握力」「バランス」「長座体前屈」「反復横跳び」「上体起こし」の6種目を行いました。1年生も教員の説明や見本を真剣な表情で見聞きして取り組んでいました。
中学部トピックス NO.1 『ご入学・ご進級おめでとうございます!』
4月6日に始業式が行われました。幼稚部から高等部の進級生たちが体育館に集まりました。校長先生の話や今年度に着任した先生方の紹介、新年度のクラスの子供たちと担任の先生の紹介などが行われました。「中学部3(2)年生のみなさんは前に出てきてください」と大宮副校長先生から順番に声がかかると、3年生も2年生も椅子からさっと立ち上がり、前に出て挨拶をしていました。3年生も2年生も張り切って新年度を迎えている様子が伺えました。
4月7日には、学部入れ替え制による入学式が行われ、校長先生のお祝いの言葉や高等部生徒会長と中学部代表生徒から歓迎の言葉が贈られました。新入生も在校生も緊張しつつも立派な態度で式に参加することができました。新入生は教室に戻ってから、お互いに自己紹介をしたり、保護者の皆さんと一緒に記念撮影を行ったりして、温かな雰囲気のもとで中学部の初日を終えることができました。