高等部研究

研究運営計画

平成28年度 高等部研究計画

 

1.研究テーマ

 

生徒の「願い」や「意思」を尊重した授業づくり

〜互いに支え合い、自尊感情を育む「協同学習」を通して〜

 

2. 研究方針

 

<方針1>生徒の「願い」や「意思」を尊重した個別教育計画の検討

 

<方針2>「意思の表明」に向けた学習内容の検討と整理

 

<方針3>生徒の学びの意欲を育て、互いを尊重し合いながら主体的に生活に向かう力を育む授業づくりの検討

 

〜自己肯定感や自尊感情を育てる「協同学習」の取り組みから〜

 

3. 研究方法

 

<方針1>

 

1)ニーズ調査アンケートにおける生徒の「願い」、「合理的配慮」の内容を踏まえた個別教育計画の運用プロセスについて検討する。また、実習先との連携に用いるプロフィールを「個別教育計画(プロフィール)」の観点で書式を検討、修正を行う。

 

2)ニーズ調査に示す「合理的配慮」について、事例を通して検討し、「建設的対話(plan)」を通した具体的配慮に内容を整理する。具体的には「基礎的環境整備」と「合理的配慮」の2つの観点で検討する。

 

 ※授業研究をはじめ、様々な学習活動において、ICT機器を活用した

 「基礎的環境整備」と「合理的配慮」に取り組む。

 

3)「個別教育計画」の報告・検討会を実施し、評価・改善、他機関との連携(主に実習先や放課後デイサービス)、引き継ぎの方法について検討する。

 

4)「合理的配慮」の観点から、生徒の社会生活や文化的活動への参加と生活(暮らす生活、働く生活、余暇を楽しむ生活)を支えるための「サポートブック」の在り方の検討を通して、その目的と内容を明確にし、個々に作成する。

 

 

<方針2>

 

 卒業後の地域や家庭の生活の中で、どのような具体的「自己選択」、「自己決定」、「自己表現」、さらには「意思の表明」の機会、内容、方法があるのかを考える。

 一方で、生徒の「願い」や「意思」を育てるための学習内容が高等部の教育課程上、どのように設定されているかについて整理する中で、高等部における「意思の表明」を育てるための学習内容について検討する。

 

<方針3>

 

1)生徒自身が知りたい、学びたい、という気持ちを引き出す題材、学習内容をこれまでの取り組みからまとめる。それをもとに生徒同士が役割を担い、互いに支え合いながら「調べる」、「考える」、「まとめる」、「発表する」活動を展開する「協同学習」の授業づくりに取り組む。

 

2)授業づくりを通して、自己肯定感や自尊感情を育むために必要な観点として検討した「他      

者理解・協同」、「自己理解・意思表明」、「役割」、「振り返り」、以上4つの観点別内容について整理する。

 

3)高等部段階における、自己肯定感や自尊感情の育ちについて、具体的事例やエピソードから整理を試みる。

 

4)研究授業を通して、「学習内容表」と「個別教育計画」に基づく単元指導計画の評価・改善の在り方を検討する。

 

5)将来、自信をもって社会生活や文化的活動に参加し、自らの生活(暮らす生活、働く生活、余暇の楽しむ生活)を支える支援ツールとして生涯に渡って活用できる「サポートブック」の内容や作成手順、教材や題材の共有化について検討する。

 

4.研究授業

 

■目的は、研究課題2と3の追究

 

 ■方法は、

 

・ 個々の実態が均等な集団による縦割りグループ学習の展開

 

・ 「調べる・まとめる・考える・発表する(プレゼンする)・評価し合う」学習

 

  ・多様な振り返り機会(評価機会)の設定

 

(1)案 「生活(生活単元学習)」の授業

 

(2)案「社会科」もしくは「生活(社会科)」社会科を中心とした「合わせた指導」

 

利点:知的障害教育における教科の提案は、次期改訂の先取り

 

■題材として

 

 (1)案 「国際理解(オリンピック・パラリンピック教育)」(調べ学習とプレゼン)

 

   1)開催国や参加諸外国の文化、歴史、自然

 

   2)日本の伝統、文化、歴史、自然 ※外国からの来賓に向けたプレゼン

 

 (2)案 「心のバリアフリー」(調べ学習とアダプテッドスポーツ交流)

 

   1)大塚が取り組んだ学習を交流の場でプレゼン

 

   2)坂戸生徒との「協同学習」によって最終的に交流の場でプレゼン

 

5.研究講師

 

大形 利裕 先生(特定非営利活動法人日本就労支援センター)

 

涌井 恵 先生(国立特別支援教育総合研究所)※助言

 

柘植 雅義 (本校校長 筑波大学人間系障害科学)

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