高等部

平成29年度 トピックス

3月16日 高等部トピックス

 8人の若鳩が巣立っていきました!

 

 本校高等部卒業生は8人には、それぞれの思い出があります。幼稚部から14年間、小学部から12年間、中学部から6年間、そして高等部の3年間、それぞれの生徒が大塚で学んだ時間が違えども、たくさんの経験を積んだ8人は様々な思いを胸に本校を卒業していきました。

 本校卒業式では、証書授与の後、各部が「呼びかけ」という卒業生と在校生のやりとりがあります。児童生徒が互いにメッセージを伝え合う大塚の伝統です。

 今年度、卒業式の呼びかけに向けて、高3では自分たちの思い出、在校生や家族に向けたメッセージを自分たちで考えました。生徒たちが考えた最後のメッセージは、卒業制作で取り組んだオリジナルソング「夢に向かって〜Toward the Dream」の歌詞でした。卒業式では、在校生とともに力強いメッセージを送ることができました。

 最後は「明日の空へ(作詞作曲:山崎朋子)」の二部合唱。難しい曲を「全員合唱」で見事に歌い切りました。8人と在校生の歌声が体育館に響き渡り、心動かされる感動を与えてくれました。

 卒業式は、在校生にとっても特別な思いがあるようです。朝から卒業生以上にそわそわし、涙を流す生徒がいました。頼りになる先輩がいなくなることや、自分が最高学年になることへの不安から3年生の卒業を受け入れらない様子でした。でも大丈夫!1年前の卒業式で、先輩たちも号泣していましたから。3年生になることで、ひと回りもふた回りも成長していきます!

3月12日 高等部トピックス

生徒会役員立会演説会及び投票が行われました!

 

 平成25年公職選挙法等の改正により、成年被後見人の選挙権が回復し、平成27年には満18歳を迎える高校生が在学中に選挙権を有することになりました。これにより、特別支援学校に在籍する生徒が選挙に参加する機会が得られました。

 高等部では、これまで生徒会役員選挙に合わせて選挙学習を行ってきましたが、選挙に関する法改正に伴い、文京区選挙管理員会と連携し、政治に参加することとはどういうことなのか、選挙にはどのような仕組みがあるのかなどの学習を行ってきました。

 また、生徒会役員選挙及び立会演説会では、実際の選挙で使用する記載台と投票箱を借用し、投票用紙も同じデザインを使用するなどして、現実度の高い選挙学習を行っています。

 知的障害のある方々にとっての選挙は、候補者の公約を理解することと、選ぶこと、さらには投票用紙への記載についても配慮が必要です。現在は、障害者差別解消法により、選挙においても障害のある方への合理的配慮が求められています。

 現在は、障害のある方が 受付で投票の補助や代理投票を頼みたいと申告すれば、補助者が援助してくれます。障害のある方の家族やその他関係者は補助者になれませんが、投票者が指差しなどの方法によって投票したい人を特定したり、必要に応じて選挙公報を見るなどして立候補者の顔を確認したりすることができます。また、投票したい人の名前をメモして持参することも認められます。

 

 しかし、実際には、知的障害のある方々が選挙に参加できるようにするためには、主体的な政治への参加を促進するための教育側と、同時に知的障害のある方にわかりやすい候補者選びのための情報提供や投票における意思確認のための援助方法の確立といった行政側の課題を解決する必要があります。

 高等部の選挙学習では、政治の主体者としての実感が得られるような経験の場として、役員選挙、生徒会や委員会活動、クラスの係活動などの自治的活動を大切にし、「意思の表明」を目指す学習に加えて、合理的配慮の観点によるICT機器を活用した意思確認ツールの検討を行ってきました。

 今年度の生徒会役員選挙でも、生徒たちが自分の言葉で表現し、仲間を尊重ながら、支え合う姿を見ることができました。

3月7日 高等部トピックス

卒業に向けた取り組みを紹介します!
 

 高等部3年では、着々と卒業に向けた準備をしています。卒業式を来週に控え、期待と不安が入り交じるなか、生徒は前向きに学校生活の卒業と新しい生活に向けた心の準備をしています。

 卒業後の進路が決まって以降、3年生のクラスでは現場実習の時よりも緊張感を持って1日1日を過ごしてきました。一人一人の様々な課題がある生徒達を送り出す担任も毎日の1分1秒を大切に生徒と向き合っています。8名の生徒の「今とこれから」の生活を支えるバトンを、責任を持って次の進路先に引き渡したいという思いで担任団も緊張感を持って過ごしています。

 そんな生活をしてきた今学期、短い期間でありながら生徒達が成長する姿にたくさん出会いました。教師が生徒の前に立つ時は、現場実習の面接と同じ気持ちで話を聞くようにと、繰り返し伝えてきたこの1年。4月の生徒の姿からは想像もつかないほどの凛とした姿、そして教師を見る真剣な眼差しに、伸びしろある生徒たちの可能性を感じました。

 

 3年生が卒業に向けて取り組むミッションはたくさんあります。卒業文集、卒業制作、卒業アルバムに加え、送る会で紹介する「自分の過去、そして将来のメッセージ」を準備したり、在校生への手紙やプレゼント制作をしたりしてきました。

 証書授与の後に披露する「呼びかけ」、卒業ソングの練習もその一つです。今年の歌は、大塚祭のステージ発表で高3が紹介した「明日の空(作詞作曲:山崎朋子)」です。今回も難しい二部合唱に取り組んできました。

 生徒たちは、たくさんの課題に取り組みながら3年間の思い出を振り返り、同時に卒業後に向けて気持ちを整えています。

 

 今年度の卒業制作は、1学期から準備した「オリジナルソング」の制作です。これまで、3年生では、たくさんの歌の歌詞や、詩の世界を学び、言葉で表現することの楽しさを学んできました。その学習を踏まえ、今度は自分たちの言葉を綴りながら仲間と「今の思い」を表現してきました。

 制作は、8人の生徒を「作詞作曲グループ」と「タイトル制作」グループに分け、それぞれが協力しながら少しずつ形にしてきました。作詞は、2学期末から取り組んできました。そして作曲は、「総合的な学習の時間」でも使用した作曲ソフト「ボーカロイド教育版:YAMAHA」で行いました。完成した曲は、MP3音源に変換し、サンド・アート・パフォーマンスで表現した動画と合わせて編集しています。

 また、サンド・アート・パフォーマンスで作った写真と造形の単元「ヒカリノキセキ」で作った写真を使って、DVDジャケットの制作も行いました。8人全員の様々な表現を凝縮した素敵な卒業制作になりました。

 

 卒業式の「呼びかけ」では、生徒たちが作った卒業ソングの歌詞でメッセージを締めくくります。どんな「呼びかけ」になるか楽しみにして欲しいと思います。

 

 平成29年度高等部卒業制作「夢に向かって〜Toward the Dream」

                           作詞・作曲:高等部3年

仲間を思いやり 助け合い

信じて 共に過ごした日々

私たちは 忘れない

 

大好きな家族がいたから できたこと

頼れる仲間がいたから できたこと

たくさんあったから みんながいてくれて

ありがとう

これから自分がきめた道を 

 

Toward the Dream

歩んでいく

Toward the Dream

  夢を追いかけて 

 

※単元「ヒカリノキセキ」:カメラのシャッターを20秒程度開放して撮った写真の作品。ペンライトを使って絵や文字を描きました。

 

3月2日 高等部トピックス

公開研究協議会が開催されました!
 

 先月、本校では、第53回知的障害児教育研究協議会が開催されました。

 高等部では、今年度の研究テーマとして「生徒の『願い』や『意思』を踏まえた個別教育計画の活用〜生徒主体の振り返りと評価〜」について取り組みました。

 授業研究では、「総合的な学習の時間」を通して、生徒同士が互いを尊重し合いながら主体的に活動に向かうための「振り返り」のあり方について検討をし、公開当日は、交流会の発表に向けた学習の様子を参観していただきました。

 

 高等部が取り組む「総合的な学習の時間」では、交流会に向けた活動を通してより主体的に活動参加する生徒の姿を目指しています。交流相手は、附属高校の生徒、他附属高等部生徒、大学の留学生と、多様な交流相手を設定しています。私たちは、人の多様性を認め合う中で、自己理解を深めていくことが重要ではないかと考え、国内外の地域性の違いによる、民族、文化などの違いを知る学習の中で、自分達の暮らす国や地域の良さ、さらには自分自身の良さについて考え、自己をポジティブに捉える自尊感情が育って欲しいと願っています。

 自尊感情が育つための手立ての一つとして高等部が大切にしていることは、生徒が発表する機会を積極的に設定し、身近な家族や友達、学校の教師以外の他者から褒められ、認められる経験を積み重ねることです。こうした表現スキルの獲得は、将来的な意思表明の力に繋がると考えています。

 

 「総合的な学習の時間」では、学部縦割りによる3つの活動班を編成し、あえて多様な教育的ニーズを有する生徒が混在する集団を構成するなかで、役割を分担しながら学習活動を進める場面を設定しています。そこでは、生徒の実態に応じて共通テーマに向かう活動内容を選定することで、生徒がそれぞれの役割意識を持って取り組めるよう工夫しました。個々の実態や教育的ニーズが異なる生徒で編成された集団では、「振り返り」の活動の中で相互に評価し合い、認め合える場を提供することができ、他者への意識が育まれ、互いに支え合えあったり、自信を持って主体的に活動参加したりする生徒の育ちに期待できると考えました。

 

 これまで、「楽曲作り班」では、附属坂戸高校に紹介する「歌う校内案内図作り」、単元2の交流相手である熊本大学教育学部附属特別支援学校を迎えるにあたり、「歌つき熊本紹介コーナー作り」、TIASに高等部の1年間を紹介する「大塚音楽歳時記作り」を行い、作曲ソフト(ボーカロイド教育版:YAMAHA)による楽曲作りと、音声ペンを活用した案内図や掲示物を作成するグループに分かれて活動を行いました。曲は、「五七七の俳句」や「五七五七七の短歌」で歌詞を作り、メロディーを考えました。

 「映像作り班」では、動画撮影、編集、アフレコ、タイトル作成など、様々な役割を分担しながら「学校紹介動画作り」を行いました。編集作業は、タッチパネル電子黒板やパソコンの動画編集ソフトなどのICT機器や教材を活用しました。生徒はどのような素材を扱うか、どのように編集したいかを話し合いながら、操作する役割、手作りのタイトルを作る役割などの分担をしながら取り組みました。

 「遊び・スッポーツ作り班」では、日本の遊びを調べ、体験したことする活動やそれらを参考にしたオリジナルゲームを考案して紹介する活動を行なってきました。これまでに、空気砲や「てこの原理」を活用したゲームを考案し、交流会で披露しました。

 こうした活動では、「総合的な学習の時間」における交流会の実施が生徒にとっての共通の目的となり、そのために準備する活動そのものが学びの場となっています。最高の交流会にしたい。みんなを喜ばせたい。楽しんでもらいたいという生徒の動機がそれぞれの役割意識を高め、交流会を成功させようという目標に向けて主体的に取り組む姿が見られるようになりました。

 また、各班の代表2名が集まる企画委員会が毎授業後に行われ、委員から活動の様子が伝えられました。ここでは、各班の活動がより円滑に進むためにはどうしたら良いかや、協力して取り組めるようにするためには次時にどのような目標を設定したら良いかを話し合い、生徒同士が主体的に授業に向かうための方略を考える機会となりました。

 

 授業公開後の分科会では、参加者から今後の実践に生かせる貴重なご意見をいただきました。生徒の事例を紹介した高等部の教員にとっても、生徒同様に有意義な「発表機会」となりました。

 高等部一同、今後も実践力を高めるためにより一層努力していきます!
 

 

 

 

1月19日 高等部トピックス

スキー合宿が終わりました!

 

 

 今年のスキー合宿は、例年になく暖かく、ゲレンデの雪質が良くありませんでしたが怪我や病気もなく、充実した3日間でした。

 中高等部のスキー合宿は、昭和53年から実施されており、今年で40回目となる附属大塚の伝統行事です。

 様々な生活経験を通して社会に参加するために必要な力を身につけることを目指す本校では、スキー技能の習得を通してウィンタースポーツや、余暇活動への興味関心を育てると同時に、「目標に向かって主体的に活動参加する姿」や「チャレンジする姿」、そうした経験に支えられながら「自信を持って生きる力」が育つことを願っています。

1月18日 高等部トピックス

スキー合宿2日目!速報!本日は全員がスキーにチャレンジ!

 

 

 本日快晴!気温が高くゲレンデのコンディションはよくありませんでしたが、午前午後とたっぷりそり遊びやスキーをしました。

 A班とB班は天気がよかったのでゴンドラに乗って標高1780mの山頂まで行ってきました。日光白根山はじめ日光と片品の境界にある山々がとても綺麗でした。

 

 スキーの練習では、それぞれの班が目標に向かって一生懸命取り組む姿が見られ、全員がその成果を発揮できたようです。最後のスキー合宿となる3年生は、思う存分に楽しむことがきました。

 最上級F班の生徒は膝がガクガクになり、「もう体力の限界です!」などと言っていましたが、インストラクターの指導でかなり上達したようです。

 2日間という短い時間ではありましたが貴重な経験ができましたね!明日の認定式では、検定結果の発表です。みんな楽しみですね。

1月17日 高等部トピックス

中高スキー合宿速報!〜スキー場は・・・雨!?

 

 

 恒例の中高スキー合宿が始まりました!

 群馬県片品村にある尾瀬岩鞍スキーリゾートに到着した時の天気は曇りでしたが、昼食後に空を見上げると・・・え!?まさかの雨。ゲレンデのコンディションがあまりよくありませんでしたが、生徒たちは滑る気満々!各班の活動がスタートしました。

 

 E班F班は、早速リフトやゴンドラに乗って1年振りの滑りを楽しんでいました。頂上付近はガスがかかって真っ白だったようです。

 リフトに乗って緩斜面の滑走を目指すC班D班では、貸し切りのコースで制動やプルーク姿勢の確認を繰り返していました。学校から持ち込んだ人工芝を自分で登り、何度もハの字の練習をしました。

 B班は、スキー板を履いて歩く練習を行い、斜面での練習を目指します。A班は、黙々と?そり滑りを楽しみました。

 初日の夕食後には、雪上レクリエーションを予定したいましたが、天候が悪く中止となりました。残念がる生徒もいましたが、就寝までの1時間は、生活班ごとに話をしたり、ゲームしたりして盛り上がりました。いつもはタイトなスケジュールの中とても慌しく夜のゲレンデに向かいますが、のんびり宿舎で過ごす時間もそれはそれで楽しいひと時でした。

 明日の天気予報は、晴れ。思う存分スキーができますね。

12月20日 高等部トピックス

2学期が終わりました!

 

 気がつけば、あっと言う間の2学期でした。

 高等部の教育は、卒業後を見据えた「ライフキャリア学習」が教育課程の根幹にあります。生徒達は、自分らしい生き方について考え、将来の職業生活に向けた準備をしています。個々の進路は「企業就労」から、「福祉就労」、「生活介護」と様々ですがどの生徒も精一杯取り組む姿が高等部にあります。

 子供の尊厳と権利を尊重する本校では、本人の「願い」や「夢」を大切にし、どのようにしてその「願い」や「夢」の実現に向けて取り組めば良いかについて考える教育を行っています。しかし、「願い」や「夢」の実現のために大切なことは、「働く」という生活基盤が前提にあることです。同年齢の高校生に比べ、生活経験が乏しい知的障害の子供達にとって、学校生活以外の場で学ぶ機会はとても貴重です。生徒にとっては、不安や緊張が続くなか、辛くて投げ出してしまいたくなったり、挫けそうになってしまったりすることもあります。しかし、「成功」や「失敗」の経験の積み重ねの先には、必ず子供自身が自分と向き合い、目標に向かう気持ちや乗り越えようとする強い気持ちが育っていきます。そんな後期中等教育の学びは、決して楽しい生活ではないかもしれません。しかし、彼らは、一つ一つの経験から「生活を楽しむ自分」とは違う「前向きに努力する自分」に気づいていきます。その気持ちの芽生えは、本人が言葉に言い表せるものではないかもしれません。それでも、近くでその成長を見守る大人は、その変化に気づいています。

 2学期を終えた今、高3では、残りの3ヶ月の生活を楽しく終わりたいと言う気持ちを持ちつつ、3ヶ月後に自らが巣立っていくための心の準備をしています。

 4月からたくさんの成長と変化を見てきた高等部教員は、これから全力でもみんなを支援していきます!

 

 本日、PTAのお楽しみ会が行われました。不安や緊張を乗り越えてきた高3の生徒を始め、多くの高等部生徒が楽しいひと時を過ごしました。笑顔に溢れ、解放感に満たされた生徒の姿を見ることができました。

 「努力する自分」と「楽しむ自分」、卒業後は、どちらも大切にしてくださいね。

12月15日 高等部トピックス

「経験のチカラ」「表現のチカラ」

 

 先週は、附属坂戸高校との今年3回目(計4日目)の交流会、そして今週は、熊本大学教育学部附属特別支援学校高等部3年生との交流会が行われました。

 今年度の「総合的な学習の時間」では、3つの交流会に向けた単元を計画しました。1学期は、坂戸高校、2学期は、修学旅行に合わせて来校する熊大附属との交流です。同年代の高校生との交流機会は、事前事後の学習や、年間を通した単元のつながりをどのように計画するかによって、その経験が生かされたり、生かされなかったりします。高等部では、「触れ合う」経験を手がかりに、他者に表現する経験による育ちを目指しています。それは、交流を単なる「楽しい経験」で終わらせるのではなく、「表現の経験」によって、他者からの評価を受けながら、認められる経験を積み重ね、自信を持って日々の生活や学習に向かおとうとする気持ちや意欲を育てること。また、お互いの存在を肯定的に受け止め、「私とあなた」を尊い存在として大切にしようとする気持ちを育てることです。

 こうした人前で表現する経験は、将来の「意思表明」を可能にし、主体的な社会参加や生活を支える糧となると私たちは考えます。

 

 附属坂戸との最後の交流会は、今年も筑波大学体育館で行いました。3回目の交流とあって緊張することなく、お互いが期待感を持って再会を喜ぶ様子がうかがえました。今回の交流では、前回坂戸の生徒が提案してくれた「ワンボール」というアダプテッドスポーツと、高等部が体育の授業で行っている「ドッヂビー」を行いました。印象的だったのは、坂戸の生徒が前回の反省を踏まえて大塚の生徒の実態に合わせて無理なくゲームを進行していることでした。様子がわからなった前回は、坂戸の生徒が主導して引っ張っていくゲームの展開でしたが、今回は違います。寄り添うように進行する様子が見られていました。

 特に感じたことは、休憩時間の過ごし方です。以前は、休憩になると大塚の生徒と坂戸の生徒がそれぞれまとまって話をすることが多かったのですが、今回は、活動班ごとにまとまり、楽しそうに談笑する様子が見られました。その姿に交流の成果を感じるとともに、交流することの意義が、こうした間の自然な関わりの機会にあるように思いました。

 

 熊大附属との交流会でも、生徒の成長を感じました。約3ヶ月取り組んだ「総合的な学習の時間」では、交流会という目標に向かって、企画委員会を中心に学部が一体となり、それぞれの表現活動を進めてきました。生徒達は、オリジナルの熊本ソング作りや学校紹介動画制作、ゲームの考案を行うなかで、主体的に学習に向かう姿や、他者と協同的に活動する姿が見られました。

 交流会では、各班でまとめたり、制作したりしたものを生き生きと発表する生徒の姿が印象的でした。会は1時間と短い時間でしたが、熊大附属の生徒達の笑顔が附属大塚の生徒達の心に響いている様子がうかがえました。

 新学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」の機会が強調されています。高等部では、知的障害のある生徒達が生活経験で得られた知識や技能をもとに、互いに知恵を出し合いながら他者と協同する学習機会を大切にしています。生徒主体に「考え」、「判断し」、「表現する」学びの場としての「総合的な学習の時間」をこれからも展開していきます。

 

12月4日 高等部トピックス

体育校外学習が行われました!

 

 今年2回目の体育校外学習が筑波大学体育系陸上競技場で行われました。

 天気は、雨上がりの曇り。少し寒さを感じましたが、体育専門学群アダプテッドスポーツ専攻の学生と一緒にウォーミングアップをした生徒たちは、50m、100m、中・長距離(800m、1500m)の記録会を行いました。どの生徒も学生に励まされながら全力疾走する姿が印象的でした。

 6月の校外学習では、三段跳び競技選手のデモンストレーションを見て来ましたが、今回は、100m10秒5の記録を持つ学生にスタートブロック(通称スタブロ)を使用したダッシュを見せてもらいました。陸上部100m×4リレーの第1走を走る学生とあって、その走りは本物です。合図と同時に「シュッツ!」と音を立てて勢いよく飛び出す姿は、まるで発車台から飛び出すロケットのようでした。

 その後、生徒たちもスタブロを使ってスタートの練習をしました。膝を上げて両手両足を着く動作で位置に着き、用意の合図で、腰を上げる姿勢は、とても難しく、日頃経験したことのない動作にみんな悲鳴を上げていました。

 それでも、何度か練習するうちに感覚をつかみ、学生に勝負を挑む生徒がいました。高等部の体育校外学習では、こうした競技の体験を通して体を動かす楽しさや心地よさを味わうきっかけとなることを願っています。また、日頃のスポーツへの関心を広げ、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて生徒たちも何かに挑戦する気持ちが育って欲しいと思います。

 

 

11月24日 高等部トピックス

成長の瞬間!大塚祭!

 

 先週、大塚祭が行われました!

 日々の生活の中で生徒と一緒に過ごしていると、これまで積み重ねてきた取り組みの成果が発揮された時や、目標にしていたことができるようになった時など、生徒が成長したと感じる瞬間に出会います。今年もたくさんの成長の瞬間がありました。

 大塚祭では、ステージ発表や作業製品の頒布、作品展示などがありますが、ステージでの発表は、とても緊張感があります。今年のオープニングは、毎年恒例の花笠音頭に加え、高3男子による琴(「もみじ」)の演奏や、花帯で着飾った高等部女子によるファッションショーが華やかに展開されました。

 高等部のステージ発表では、二部合唱(作詞作曲:弓削田健介「次の空へ」)を行いました。夏休み前から取り組んできた成果が発揮された素晴らしい「全員合唱」でした。

 

 午後は、高等部作業学習(「ライフキャリア学習」)の発表として、1班がスターバックス水道橋後楽森ビル店とコラボした「えがおカフェ」、2班と3班がそれぞれ作業製品を頒布しました。1班では、清掃と製菓の活動を行いながら働くために必要なスキルや将来の自分らしい生き方について考える授業を行なっています。今年は、作業班でカフェを行うにあたって、全員がスターバックスへ行き、カフェで働く姿を見てきたり、接客業務について教わったりしてきました。当日は、店長さんはじめ14人の有志スタッフと共にたくさんの笑顔を届けることがきました。

 2班、3班が行なった作業製品の頒布では、新製品を紹介しながら元気よく呼び込みをする生徒や丁寧に接客する生徒たちの姿が印象でした。全員が役割を持って取り組む姿は高校生らしく素敵でした。

 

 造形の作品展会場では、大勢の方に高等部の作品を見ていただきました。今年は、「伝統と革新」をテーマに、陶芸、書、染色、織物、版画、サンド・ブラスト、サンド・アート・パフォーマンスといった様々な作品を展示しました。

 

 高等部では、大塚祭当日に向けて「集中力」を合言葉に練習をしてきました。自分の持てる力と気持ちを一点に集め、力を出し切る!そんな魔法のような合言葉で生徒達はのびのびと表現できたように思います。

 振り返りでは、3年生が「来年は応援に来ます!」と温かい言葉を送ってくれました。一方で、1・2年生の「今度は僕たちが先輩として頑張る!」そんな力強い言葉で応えていました。

 期待しているからね!みんな!

11月10日 高等部トピックス

「夢・希望・未来!大きく羽ばたけ大塚祭!」大塚祭特別日課報告!

 

 高等部3年では、大塚祭が迫るこの時期にも進路に関する実習中の生徒、そして試験や面接を控えた生徒がいるなか、ステージ発表やライフキャリア学習の販売活動に向けた取り組みをしています。クラス全員の進路が決定するまでは、落ち着かない日々が続いていますが、一日一日、緊張感を持って生徒みんなで支え合いながら学校生活を送っています。

 

 さて、今年の大塚祭のスローガンは、「夢・希望・未来!大きく翔びたけ大塚祭!」です。生徒会執行部が、ステージ発表の合唱曲「次の空へ(作詞作曲:弓削田健介)」をイメージしながら考えたスローガンです。

 今年のステージ発表のタイトルは「届け!私たちのメッセージ!翔べ!次の空へ!」。昨年度までの持ち時間を大幅に縮小し、進路学習やライフキャリア学習といった日々の学習の時間確保に努めてきました。それでも、20分という時間のなかで生徒24人が心のこもったメッセージと共に全員合唱を目指しています。

 

 高3では、7月から詩の学習を行ってきました。そして、夏休みの宿題では、全学年で様々な歌の歌詞に親しみ、お気に入りの歌や歌詞を選ぶ宿題が出されました。そんな生徒たちが各クラスで1曲ずつ、歌詞の言葉ひとつひとつに心を込めた表現を行います。各クラス、生徒たち一人一人がどんな言葉を、そして、どんな気持ちを込めてメッセージを届けるのか楽しみです。合唱曲「次の空へ」は、「未来」に向かって「夢と希望」を持ち、前向きに進んで行こう。そんな気持ちが込められた歌です。今年も二部合唱に挑戦します。こちらも順調の仕上がりです。

 一方、毎年恒例のオープニングも今年はちょっと違います。いつもの花笠音頭で幕を開けると、素敵な花帯で着飾る女子生徒たちのファッションショーに早変わり。一体どんなショーになるのでしょうか。乞うご期待!
 午後は、高等部全員が体育館で販売活動を行います。スターバックス水道橋店とコラボした「えがおカフェ」で美味しいクリスマスブレンドコーヒーとライフキャリア1班の手作りクッキーを販売します。また、2班のオリジナルデザインタオル、3班のカラフルオイルキャッチ(牛乳パックのリサイクル品)を販売します。どれも今年の高等部が一丸となって取り組んだ逸品ばかりです。24人の生徒が精一杯取り組んだ学習の成果を午後も発表します!

附属坂戸高校交流会が行われました!

 

 

 今週、筑波大学附属坂戸高等学校と今年度2回目の交流会が行われました。毎年、11月に実施している交流会は、附属坂戸の生徒達が主体となって企画し、坂戸市総合体育館を会場にアダプテッド・スポーツ交流を行います。今年、附属坂戸の生徒が考えたゲームは、ソフトバレーボールを使った「ワンボール」というボール競技です。バレーボールコートで対面し、ボールを4回以内で自陣から相手の陣地にネットを越えて打ち返します。その際、ワンバンウンドしてもよく、手を繋いで打ったボールが得点されると、手を繋いだ人数分が加算されるという面白いルールです。附属坂戸の生徒も、附属大塚の生徒も仲良く手を繋ぎながらコートを走り回り、楽しく参加することができました。白熱したゲームに得点されます。は大塚高等部考案の「オニボール」と、今回のために坂戸の生徒が考案した「クワッドゴールゲーム」を行いました。

 附属大塚が提案したゲームは、1学期から「体育」で取り組んでいる「ラインサッカー」という競技です。サッカーといっても、ゴールは、コートのエンドライン。キーパー、内野、外野に分かれ、キーパーエリアでは、4人の生徒がゴールラインを守ります。キーパーエリアには、コーンの高さのテープが張られ、テープの下を蹴ることがルールです。ゲームでは、ドリブルする生徒、ボールを奪いに走る生徒、ゴール前でパスを待つ生徒、それぞれが役割を持って参加する姿が印象的でした。

 

 ゲームの後は、一緒に弁当を食べ、さらに交流を深めました。食後の振り返りでは、それぞれの学校から5人ずつが感想を述べました。どの生徒も2回目の交流を通して、互いの距離がより縮んだ様子でした。20年も続く附属坂戸との交流会。障害のあるないに関係なく、同じ高校生として互いを理解しながら心を通い合わせた素敵な交流会でした。次回は、12月、今度は筑波大学でアダプテッド・スポーツ交流を行います!
 

 

10月19日 高等部トピックス

第2次現場実習報告会が行われました!

 

 1年生にとっては、将来の働く生活について考え、3年生にとっては、進路を決定するための重要な2週間が終わりました。生徒一人一人、成果もあれば課題もありました。それでも、精一杯取り組んだこの2週間は、これからの生活の糧となる有意義な経験となりました。特に、1年生は、毎日が緊張の連続でした。そんな初めての経験を通して、働くことの意味を学び、卒業後や将来のことについて考える良い機会となりました。

 

 このような経験を3年間積み重ねてきた3年生は、これまで実習してきた会社や事業所のどこに行きたいかを自分自身で考えて「意思表明」しなくてはなりません。進路を「自分で決める」こと、「自分で選択する」ことは、自らの意思や権利を主張する上で大切なことです。同時に、子ども達を支える大人は、こうした本人の「願い」を尊重した上で将来の働く場や生活する場について共に考えなければいけません。高等部では、生徒達の「夢や願い」を育むなかで、将来、自分は「何をしたいのか」、「どこで働きたいのか(どこで生活したいのか)」について考えていくための学習を大切にしています。

 

 壮行式では、進路担当の質問に、「親が決める」、「先生が決める」と答える生徒がいました。でも、それは違います。日々の生活においても、卒業後の生活においても、彼らに選択場面をより多く保障し、自ら考えて決める機会を作ることが彼らの尊厳や権利を尊重することになります。障害者権利条約や、障害者差別解消法が施行された今、肝心の彼らが「自己選択」や「自己決定」の経験を積み重ねていなければ、知的な障害のある彼らが主体的に社会参加し、「意思表明」できる場や、多様性を尊重した共生社会は実現しません。

 

 今回の報告会では、一人一人が実習先での仕事内容と実際に仕事をする様子を動画で紹介し、目標の振り返り、そして今後の課題を発表しました。緊張しながらも堂々と発表する姿が印象的でした。

 3年生の現場実習は、ほとんどの生徒が終わりました。一方でまだ終わっていない生徒や、今回の結果によっては、さらに実習を続けることになる生徒もいます。どの生徒も、振り返りの反省会では、たくさんの課題や宿題をいただきました。さらに成長した姿が見られるよう、これからの半年間、緊張感を持って取り組んでいきたいと考えます。

 

 初めての現場実習と報告会を経験した1年生、そして今回が最後の報告会となった3年生。「初めて」と「最後」の生徒達の姿から、高等部3年間の育ちの軌跡を感じる素晴らしい報告会でした!みんな実習も報告会もよく頑張った!この経験は必ずみんなの力になるからね!

10月13日 高等部トピックス

2年生が修学旅行の事後学習でカステラ作りに挑戦!

 

 現場実習が無事に終わり、高1と高3の生徒は、報告会に向けた学習に取り組んでいます。事後学習では、実習先へのお礼状書きも大切な学習です。何度も経験のある3年生は、報告会の発表原稿作りと並行して取り組んでいました。

 また、今週行われた個人面談では、3年生は、実習の反省会を受けて、卒業までの半年間、学校と家庭で何に取り組むかを保護者会で話し合いました。1年生は、初めての職業体験を振り返り、自分がどんな仕事に就きたいか、夢の実現にはどのような目標を設定したらよいかについて話し合いました。

 

 さて、2年生はと言うと、修学旅行の事後学習としてカステラ作りに挑戦しました。今回、新聞紙で作った箱にアルミホイルを敷いた型を使ってカステラを焼きました。え?本当に新聞紙で大丈夫?そんな生徒の不安の声がありましたが、なんと老舗カステラ店に負けないとっても美味しいカステラができました!

 使った材料は、卵、強力粉、グラニュー糖、牛乳、はちみつ、みりん、ザラメ糖。高等部らしく協力しながら調理を進めました。ふっくらと焼き上がったカステラは、ザラメ糖の粒とふわふわの生地のバランスが絶妙!本格的な美味しさでした!

 どうやら長崎で食べたカステラと同じ味だったようです。いやそれ以上でしょうね。

9月29日 高等部トピックス 第2次現場実習報告!

第2次現場実習が行われています〜中間報告! 1年生・3年生が奮闘中!

 

 今週25日から行われている第2次現場実習が折り返し地点に来ています。今回初挑戦の1年生、卒業後の進路に向かう3年生、みんな奮闘中です。

 第2次現場実習壮行式での出来事。進路担当から「卒業後の進路は、保護者が決めますか?担任が決めますか?自分で決めますか?」という質問がありました。ところが、ほとんどの生徒が「自分で決めます」とは答えられませんでした。キャリア学習に取り組む高等部としては、反省させられました。

 

 「自己選択・自己決定」は、障害のある彼らだからこそ大切な権利です。自立心を育み主体的な社会参加していくためには、日頃から子どもたちに選択肢を与え、自ら考えて決定していく経験を積み重ねていくことです。しかし、進路決定となるとなかなかそうはいかないことを実感しました。

 卒業後の生活について自分なりのイメージを持ち、しっかりと目標に向かうためには、自分自身の目で働く場を見て、説明を聞くこと、そして実際に仕事を経験して熟考することが大切です。しかし、障害のある子ども達が自分に合う仕事を探すことは容易なことではありません。支えてくれる親や学校を頼りにしながら「私はどうすればいい?」ではなく、「私はこうしたい」と意思表明して欲しいと願っています。そんな力を高等部の3年間で育てたいと考えます。

 残り1週間、自分で設定した目標を意識し、精一杯現場実習に挑みましょう!

9月29日 修学旅行4日目 笑顔の解散式!

笑顔の解散式、みんなお疲れ様でした!

たくさんのお土産話を家族に話してね!

9月29日 修学旅行4日目 羽田空港到着!

さよなら長崎! 待っててね東京!

熊本空港を予定通り出発!

ただいま!

16時52分 羽田空港に着陸しました!

9月29日 修学旅行4日目 老舗中華料理店での長崎ちゃんぽんを堪能!

さて、孔子廟を後にした一行は、グラバー園、大浦天主堂を見学し、待ちに待った昼食タイム。

老舗中華料理店の本場本格長崎ちゃんぽんを堪能しました!

水餃子も絶品で、みんなご満悦の様子です!

自分たちで作ったチャンポンとお店のチャンポンの対決は、、、どっちもおいしーーーい!ということで決着がついたようです!

楽しい修学旅行も終わりに近づいて来ました。

これから、リムジンバスに乗って長崎空港に向かいます!

9月29日 修学旅行4日目! 抜けるような青空!

抜けるような青空! 晴天! 快晴! いい天気!

お世話になったホテルの皆さんにご挨拶をし、修学旅行最終日がスタート!

午前中の活動は「長崎さるく」。

「さるく」とは、街をぶらぶら歩くという意味の長崎弁のこと。

さくるガイドの説明を聞きながら長崎の坂道を歩いて、まずは孔子廟へと向かいました!

孔子のお弟子さんたちの石像に出会い、一目惚れしたMさん。お父さんに似ているのかな?

 

9月29日 修学旅行4日目の朝です!

清々しい4日目の朝、ホテルから見える朝日が眩しく、とても綺麗でした!

まだまだ帰りたくな!? 元気な女子。 部屋ではなぜか組体操!

うー眠い!そしてホームシック気味の寝不足男子。でも腹はへる!

9月28日 高等部トピックス

修学旅行速報〜第3弾!

 長崎郷土料理体験と平和学習を行いました!

 

 昨日は雨の長崎を体験した一行ですが、本日は真っ青な長崎の空が8人を迎えてくれました!気分も爽快、清々しい秋の海風を感じながら長崎駅に向かいました。

 そこで8人を待ち受けていた学生は、長崎大学教育学部で特別支援教育を専攻する女子学生3人と学生を募っていただいた教育学部の先生。簡単な自己紹介を済ますと、素敵なお姉さん達との出会いに胸躍らせる生徒達の表情が印象的でした。

 

 午前中の活動は、生徒達が一番(?)楽しみにしていた「長崎郷土料理体験」です。長崎の味研究グループ4名の先生に教えていただく料理は、「長崎ちゃんぽん」と「芋よせ」です。ちゃんぽんは、なんと鶏ガラと豚骨を使ってスープも手作りでした。生徒達は、講師の先生や学生に支援してもらいながら野菜、お肉、魚介類を刻んだり、大きな中華鍋と玉杓子を使って炒めたりしました。エプロン姿の生徒達は、自分たちで作らないと昼食にありつけないとあって、表情は真剣そのものでした。

 「芋よせ」と呼ばれる料理は、長崎半島の先端に位置する野母崎地方の郷土料理です。蒸したさつまいもをすりつぶし、小麦粉、胡麻、生姜、砂糖などを加えてお好み焼きのように焼き上げるおやつです。二つの料理の味は、まさに絶品!ちゃんぽんはスープの一滴も残さずあっと言う間に食べてしまいました。モチモチとした食感の芋よせを食べた生徒は、「おいしい!おいしい!」と幸せの表情を見せていました。

 

 お腹いっぱいになった一行は、昨日大雨で景色を見る余裕すらなかった眼鏡橋まで歩いきました。この付近の護岸石垣には、ハートストーンが隠されていて、それを見つけた人は恋の願いが叶うのだとか...。そんなパワースポット(?)でプチ宝探しを体験したみんなは、記念写真を撮り、今度は市電に乗って午後の活動場所、原爆爆心地へ向かいました。

 ここでは、学生さん達にガイドしていただきながら1945年8月9日に投下された原爆の被害について学習しました。爆風によって片方の柱を失った山王神社の鳥居や大きく亀裂が入った大クスの木、崩れ落ちたままの姿で残されている浦上天主堂の鐘楼などを見学した生徒達ですが、真剣な表情で当時のまま残されている被害の跡を見つめ、戦争の悲惨さを感じていた様子でした。長崎平和公園では、平和祈念像の前で世界中の人々が平和な世の中で暮らせるようにと祈りを捧げました。

 

 短い時間でしたが学生との交流も大変有意義でした。「楽しかった、明日も来て欲しい!」そんな気持ちが湧き出るほど、地元の方々とのふれあいは楽しかったようです。長崎で出会ったお姉さんとの1日は、忘れられない思い出になりましたね。

 お姉さん!ありがとうございました!いつか必ず再開しましょう!

 

 明日はいよいよ帰京です。最後の長崎では、大浦天主堂やグラバー園、孔子廟などを観光した後、本場のちゃんぽんを食べて帰ります。楽しみですね!

 

 もうすぐ21時・・・ただいま就寝準備中。布団の準備は当然自分たちでやりました。女子はお通じを促すゴ○ブ○体操中。男子は、大相撲大会。ところが埃が舞い、咳き込むM先生。そこで、今度は怪談話を始めたとか・・・。高校生らしい(?)修学旅行ですね!

 今回の修学旅行では、最新版のスマイルノート(高等部がユニティ株式会社と共同開発したiPad用プレゼンテーションアプリ)を活用して生徒自身が思い出のスライドを作成しています。今日は、ちゃんぽん作りの様子をスライドにしました!色々な試みをする高校生。充実しています!

 

 今日は、美しい長崎の夜景もみれました!みんなどんな夢を見るのでしょうか・・・。

本日のべストショット!?

9月27日 高等部トピックス

修学旅行速報〜第2弾!

 「ああああ〜 長崎は〜 今日も〜 雨だった〜!」

 

 修学旅行2日目、本日は午前中に雲仙地獄めぐりした後、長崎市内へ移動し、軍艦島クルーズ(端島上陸)の予定でした。が、、、島原地方は、朝から嵐のような天候(すごい雨とすごい風)。雲仙温泉が湧き出ている地獄めぐりは、雨脚が弱くなった一瞬を見計らって見学しました。一帯に噴気が漂い、硫黄の臭いがするなか、雨に打たれた生徒達は、笑顔の記念写真(?)。沸々と湧き出る噴出孔に自然の驚異を感じたようです。江戸時代、ここには信仰を捨てずに殉教したキリシタンが熱湯による拷問を受けた場所でもあります。そんな悲しい歴史も子供達は学習しました。

 

 島原から長崎市内までは貸切バスで移動しました。途中、橘湾を臨む小浜(オバマ)温泉を通り、長崎の雨の景色を眺めながら市内に着きました。お昼は、出島ワーフのおしゃれなカフェでランチ。外は大雨、室内で素敵な時間を過ごしました。

 そんな訳で午後に予定していた軍艦島クルーズは、悪天候により欠航となってしまいました。一行は、雨天案の長崎歴史文化博物館に移動し、様々な体験学習を行いました。長崎歴史文化博物館は、江戸時代から近代にかけての海外交流に関する資料を扱う博物館です。 ここはかつて「長崎奉行所」があった場所で、敷地内にはその一部が復元され、御白洲では当時の裁判の様子がよくわかる展示がされていました。みんなは、貿易の歴史や当時の写真撮影の展示に興味を持ち、坂本龍馬との写真撮影コーナーでは、笑いをこらえながら静止する生徒達の姿が印象的でした。

 

 

 土砂降りのなかで市内を観光した8名の生徒は、ずぶ濡れになりながらもなぜか笑いが絶えず、「雨の長崎」が忘れられない思い出になったようです。きっと。(長崎は今日も雨だった・・・と誰かが歌いそうな1日でした。)

 この日の宿泊先は、長崎スカイホテルです。部屋に着いた生徒達は、疲れた様子も見せずみんな元気です。明日の天気は、晴れ一時雨。長崎大学の学生さんとの交流の日です。新しい出会いを楽しみにしています。

 

本日のベストショット!?

9月26日 高等部トピックス

修学旅行速報〜第1弾!

 熊本大学教育学部附属特別支援学校交流会が行われました!

 

 高等部2学年の修学旅行が本日より始まりました。今年も昨年に続き、目的地は熊本・長崎方面です。これまで高等部では、防災学習をテーマに東北地方の修学旅行を企画してきました。現地では、震災の復興支援を兼ね、被災した地域を見学したり、震災学習列車に乗って、被災した方々に直接話を聞いたりする学習を行ってきました。

 

 昨年度からは、熊本地震で被害を受けた熊本大学教育学部附属特別支援学校へ応援メッセージを送ったことをきっかけに交流が始まりました。

 一行は、空路で羽田から熊本へ飛び立ち、午後に熊大附属特別支援学校に向かいました。高等部2年生の生徒8人にとっては、熊大附属の生徒との交流は今回が初めてとなりますが、熊大附属の生徒にとっては、2年生、3年生が2回目の交流となります。

 交流が始まる前に、熊大附属の教員による防災学習を行いました。被災当時の被害やその後の復興の様子について話しをうかがい、生徒達は真剣な眼差して話を聞く様子が見られました。そこでは、災害時どのように自分自身の身を守るのかについて考え、日々の訓練による冷静な判断が大切であることを学びました。

 交流会では、スライドを使って互いの学校紹介を行いました。生徒達は、高等部の1年間について、写真を見せながら一人一人が発表しました。その後は、自己紹介や「くまもん体操」を教えていただくなどして楽しみました。

 高等部では、こうした学校間交流を通して、生徒達の生活経験を拡大し、様々な人との親睦を深めながらお互いを認め合い、尊重し合う気持ちを育てています。12月には、熊大附属の3年生が東京へ修学旅行にやってきます。もちろん、本校に来校し、高等部と交流会を行います。生徒達は、再会を約束し、熊本を後にしました。

 

 熊本で新しい仲間を作った一行は、熊本港から航路で島原外港へ。天気もよく、みんなデッキに上がって爽やかな秋の風を感じていました。さよなら熊本、またね熊大附属のみんな!

 初日のホテルは、雲仙温泉ホテル東洋館。角煮まんや新鮮なお魚、珍しい「具雑煮」という郷土料理を堪能して大満足。あったかい温泉に入って旅の疲れを癒しました!

 明日は、いよいよ長崎市内に向かいます。たくさん事前学習で勉強した軍艦島(端島)には上陸できるでしょうか...。そして、3日目は、長崎大学教育学部で特別支援教育を選考する学生3人の案内で市内観光と平和学習を行います。今年の新しい企画も楽しみです!

本日のベストショット!?

9月22日 高等部トピックス

第2次現場実習壮行式が行われました!

 

 高等部では、2学期が始まると同時に1年生と3年生は現場実習に向けた取り組みが始まります。3年生のなかには、実習先との面接を夏休みに行った生徒や、実習を行った生徒もいました。来年3月に卒業を控えた3年生にとっては、進路決定のための重要な実習です。どの生徒も不安と緊張のなかで毎日を過ごす様子が伝わってきます。

 1年生にとっては、今回が初めての現場実習です。卒業後の生活を漠然とイメージしていた生徒達ですが、1学期には、3回の進路校外学習を通して将来の働く生活について考えてきました。壮行式では、とても緊張した様子で発表する1年生、一人一人が実習の仕事内容や目標、将来の夢を発表しました。

 1年生は、タブレット端末を使って自分のスライドを操作しながら発表しました。リハーサルでは、緊張からスライド操作を忘れたり、うまく話せなかったりした生徒がいましたが、本番は全員が立派に発表できました。3年生の目標は、原稿を暗記し、胸を張って堂々と発表することでした。何度も何度も練習した成果が発揮された素晴らしい発表でした。生徒によっては、タブレット端末の原稿を手掛かりにしたり、音声ペンを使ったりした発表を行いましたが、どの生徒もこれまでよりも自立的に発表する姿が印象的でした。

  壮行式や報告会では、毎回質疑応答の時間が設定されています。小学部と中学部の児童生徒が事前に準備した質問に対して、どの生徒も堂々と返答することができました。「○○先輩に質問です。将来の夢は何ですか。」「社会に貢献したいです。」どちらも素敵なやりとりでした。

 高等部では、現場実習壮行式や報告会以外にも様々な発表機会を設定しています。人前で自分の意見や考え、学習の成果を発表する経験を積み重ねることによって、将来の社会参加の場でいかせる「意思を表明する力」が育って欲しいと願っています。

 現場実習壮行式は、無事に終わりましたが、これからが本番です。様々な職場の経験を通して自分にあった仕事について考え、自らの意思で将来の働く場を決定してください。

邦楽鑑賞会を行いました!

 

 高等部の音楽では、邦楽に親しむ単元に取り組んでいます。国際理解学習を推進する本校では、世界の文化や芸術に触れる機会が多く、一方で高等部では、自国の伝統的な文化や歴史を学ぶ機会も大切にしています。

 1学期から琴に触れてきた高等部では、先日、琴、三味線、尺八の演奏を鑑賞しました。大きな琴を見るのが初めての生徒から、演奏したことのある生徒と様々でしたが、どの生徒も静かに耳を傾け、美しい邦楽の音色に酔いしれていました。

 密かに(?)練習をしてきた3年生は、「さくら」、「茶摘み」、「七夕」、「ふるさと」の曲を一緒に演奏しました。賞賛の拍手に照れる3年生、憧れの眼差しで見つめる1、2年生の姿が印象的でした。

 次回の音楽では、1、2年生も琴の演奏にチャレンジします!楽しみですね。

未来のオリンピアンと交流会を行いました!

 

 オリンピック・パラリンピック教育を推進する本校では、毎年様々なアスリートを招聘した交流会を行なっています。今年は、アルゼンチンの女子卓球代表のアグネスティーナ・ナオミ・イサワ選手が来校し、全校で卓球を楽しみました。

 高等部では、昼休みに卓球をする生徒が多く、スペシャルオリンピックス(認定NPO)の練習に参加している生徒もいます。ちょっとしたブームのなかで向かえた交流会では、中学部、高等部の生徒だけではなく、幼稚部や小学部の子供達も、ネットをあげてボールを転がす「ゴロ卓球」で盛り上がりました。

 交流会では、アグネスティーナ選手と本校教員によるデモンストレーションやラリー体験を行いました。生徒達には、こうしたアスリートとの交流経験を通して、スポーツに親しみ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックや、様々な競技、大会の興味・関心を広げて欲しいと願っています。

 

9月1日 高等部トピックス

筑波大学・坂戸高校交流会を行いました!

 

 8月28日、筑波大学体育専門学群の敷地にある「野生の森」野外活動広場でアダプテッドスポーツ研究室の学生、つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)
留学生、附属坂戸高校、本校の合同デイキャンプが行われました。この取り組みは、文部科学省の「インクルーシブ教育モデル構築」受託事業の取り組みの一つとして企画されました。

 デイキャンプによる今回の交流は、筑波大学の学生が中心となって活動を準備し、坂戸生と大塚生が参加するという内容でした。午前中は、ネーチャーゲームを行い、自然体験を通して仲間関係を深めていきました。

 生徒達は、目隠しをしたまま一列になり、草木が生い茂る森の中をロープだけを手がかりに前進する活動や、丸太に乗った状態で順番を替える活動、大きな切り株に全員が乗る活動、協力して大きな壁を乗り越える活動など、ここまでやるか!というミッションを次々にこなしていきました。気がつけば、生徒達の心も体も(まさに)一つになって活動に向かっていました。無邪気にふれあい、ビュアに関わり合う坂戸と大塚の生徒の姿が印象的でした。

 昼食は、昨年からの交流でお世話になっているランディープ・ラクアール先生(TIAS)イチオシのインド料理店のインドカレー弁当です。他にもタンドリーチキン、ナン、マンゴージュースをみんなでいただきました。本場のカレーにみんな満足した様子でした。

 午後は、フライングディスクや風船を使ったアダプテッドスポーツによる交流を行い、疲れた様子を見せることなくたっぷり活動を共にしました。次回の交流は、坂戸生が考えるアダプテッドスポーツを行います。どんなスポーツか楽しみですね!

8月25日 高等部トピックス

 交流会2日目は、スポーツ交流と1学期の「総合的な学習の時間」で取り組んできた「附属大塚の学校紹介プロジェクト」の発表を行いました。

 スポーツ交流では、ヨーガやタオル体操、高等部が考案した「おにボール」と「ドッヂビー」を行いました。

 おにボールを初めて体験した坂戸の生徒達は、ダイナミックな鬼ごっこに夢中で参加していました。午前中は、鈴木俊一オリンピック・パラリンピック担当大臣が交流会の様子を視察され、ゲームを楽しむ生徒達の姿を笑顔で見学していました。

 

 午後の発表会、「映像作り班」は、これまでに編集してきた動画を紹介しました。大塚の生徒が映像を撮り、編集する様子に坂戸の生徒は感心した様子でした。映像は、屋上から見下ろす東京ドームや、全校朝会の様子など様々、編集はまだまだ続きます。

 「楽曲作り班」では、校内の教室をテーマに五七五の歌詞を作り、ボーカロイドで作曲した歌を披露しました。歌は、いつでも音声ペンで聴くことができるように校内マップにドットコードを貼付するなどの工夫がされていました。素敵な歌や面白い歌がたくさん紹介され、会場が盛り上がりました。

 「遊び・スポーツ作り班」では、3つのグループが、伝統的な日本の遊びの中から、手作りのけん玉や段ボール空気砲、鞠つきなどを紹介しました。遊びを考えるグループでは、フルーツバスケットを対戦型のゲームにアレンジした「大塚バスケット」を紹介し、鬼の数で勝敗を競うゲームを行いました。

 

 今回の交流会では、初めて出会ったとは思いないほど、互いの距離感がなく、障害のあるないに関係なく、同年代の高校生として活動へ参加する生徒達の姿が見られました。

8月24日 高等部トピックス

附属坂戸高校交流会を行いました!

 

 8月23日から24日の2日間、恒例の附属坂戸高校交流会を行いました。

 交流相手のとなる坂戸の生徒は、「介護福祉基礎」の科目を履修する2年生の生徒30名です。、初日は、芸術鑑賞を通した交流を行い、劇団カンパニーデラシネラによる「ロミオとジュリエット」を観劇しました。ロミオとジュリエットは、誰もが知るシェイクスピアのよる悲劇の物語。体育館のフロア全体を舞台にしたダイナミックな劇を一緒に観た生徒達は、舞台と客席とが一体となったパフォーマンスに引き込まれていきました。いつのまにか物語の登場人物になったような感覚になる素晴らしい劇でした。

 

 観劇の後は、デラシネラの方々による身体表現を介したコミュニケーションワークショップを行いました。生徒がペアになり、相手を人形に見立ててポーズを作ったり、手を繋いでバランスをとりながら立ったり座ったりする動きなどをしました。パントマイムにも挑戦した生徒は、表現の世界が気に入った様子でした。

 

 文化的活動を通した「交流及び共同学習」は初めての試みです。生徒達は、物語を共有しながら、共に何かを感じたり、心を動かされたりする姿が見られていました。身体表現を介したワークショップでも、互いの距離を縮め、心の交流を図ることができたようです。

7月21日 高等部トピックス

高等部の「総合的な学習の時間」を紹介します!

 

 昨年度の「総合的な学習の時間」では、自国と諸外国の民族、自然や文化、産業などについて関心を持って生活を楽しむ生徒の姿を願い、TIAS(つくば国際スポーツアカデミー)留学生との交流会に向けた取り組みを題材にした「調べ学習(調べる・まとめる・発表する)」を展開しました。

 そこでは、縦割りグループによる「協同学習」を設定することによって、生徒同士が支え合い、認め合いながら自信をもって学習に向かう生徒の姿を見ることができました。

 

 そして、今年度、これまでの学習経験をさらに深め、生徒自身が日本や身近な地域、学校の特色などについて話し合い、まとめたことを発表する学習機会を設定しました。

 年間を通した単元では、学期ごとに計3回の交流会の企画し、発表に向けた「協同学習」を通して、生徒同士が自分と他者と向き合い、相互に振り返る活動を通して、主体的に活動や学びに向かう力を育てることを目的にしています。

 

 展開する3つの活動班は、映像機器を活用して学校PR動画を制作する「映像作り班」、作曲ソフト(ボーカロイド教育版:ヤマハ)を活用して交流ソングを作曲する「楽曲作り班」、タブレット端末を用いて調べ学習や体験を行う「遊び・スポーツ作り班」を編成し、生徒の興味関心に基づく題材の設定を工夫しています。

 発表は、生徒主導で行い、タブレット端末(「スマイルノート(ユニティ)」や「音声ペン(グリットマーク)」といったICT教材を活用することで、発表することが難しい生徒であっても参加できるように配慮しています。

 

 単元の導入では、学校紹介といった題材に興味・関心を持って取り組むことができるよう、タブレット端末を使った「学校自慢ミッション」を展開し、グループワークによる調べ学習を行いました。

 また、リーダー的役割の生徒を中心に主体的に取り組めるよう、各グループからの代表2名で構成する企画委員会を編成し、授業の振り返りで班活動の様子を発表し合い、協力して学習をすすめるための問題解決を行う場を設定しました。

 

 交流会は、夏休みに附属坂戸の高校生、2学期に熊本大学教育学部附属特別支援学校の生徒、3学期にTIAS留学生を予定しています。

7月7日 高等部トピックス

色水博士が「造形」の授業を行いました!

 

 高等部では、グループにわかれて技術を習得し、より深く表現を追求することを目指した「造形」を展開しています。設定された条件や自分の作りたい意図に合わせて工夫したり、モチーフをよく観察し丁寧に仕上げたりすることや、鑑賞では、生徒が作品の意図と造形要素の関連に気づき、様々な作品の美しさや面白さを他者と共有することが目標です。

 また、今年度は、「伝統と革新」というテーマで①身近にあるモノの色や形に興味・関心を抱く。②活動を選択し、他者と関わりながら意欲的に活動する。③表現のレパートリーを増やし、表現力を高める。以上の3つをねらいに取り組んでいます。

 

 6月には、「色水博士研究所〜きみとわたしの色いろな調査〜」と題した授業を行いました。この授業は、身近にある色の多様さに気づくこと、三原色混色を体験すること、自分の好きな色や他者が思う自分の色を知り、様々な見方があることに気づくことをねらいにした学習です。

 授業は、縦割りによる6つのグループ編成で行いました。生徒達は、タブレット端末を使って校内の色を探し、発表し合いました。その後、色への関心を色相環に向け、100色の色水づくりを行いました。計量器を使って2色の色を混ぜ合わせ、100本の色水が完成すると、それを順番に並べて色の違いを観察しました。

 ミライの体育館™によるプロジェクションマッピングを用いて体育館の床に100色の色相環を投影し、100本の色水を並べました。生徒達は、きれいな色水に囲まれた色相環に入り、自分好きな色や教師や友達に合う色を探しました。ダイナミックな色の学習にみんな目を輝かせながら参加する様子が見られました。

 

 7月からは、「伝統と革新」をテーマに、「書・水墨画」、「サンドアートパフォーマンス」、「版画」に取り組みます。オリエンテーションでは、全員が3つの活動を経験しました。今後は生徒が取り組みたい活動を選択し、2回の授業を行います。

6月30日 高等部トピックス

第1次現場実習報告会が行われました!

 

 先週、第1次現場実習報告会がありました。報告会に向けては、まず各自が設定した実習の目標について一つ一つ振り返り、◎(達成)、○(達成はしなかったが努力した)、△(課題がある)、以上の3段階で自己評価しました。生徒達は、実習反省会でのコメントを踏まえて確認し、次の実習に向けて新しい目標を教師と考えました。

 発表会では、原稿を見ないで発表することを目指して頑張った生徒や、タブレット型端末のスライド原稿を手がかりに前を向いて堂々と発表する生徒、音声ペンを使って自分の頑張りを発表する生徒と様々でした。そこでは、何度も繰り返し練習すれば、できないことができるようになる!そう信じて努力した生徒達の「できた!」「やれた!」という自信に満ちた表情を見ることができました。担任としても大変うれしい報告会でした。正直、現場実習での様子から、その事前事後の学習に取り組む生徒達の姿を見てきた私たちにとっては、非常に感慨深いものがありました。

 3年生の第2次現場実習は9月です。既に次の事業所を見学した生徒や、面接日程が決まって緊張感が高まっている生徒がいます。進路先が決まるまで不安な日々を過ごすことと思いますが、1日1日、いや1時間1時間、その瞬間の生活を無駄なく、生徒達のためになる支援をしていきたいと考えます。時に厳しくも(いつも?)、卒業後の生活に向けた今の生活が楽しく充実したものになるよう努力いたします。目標に向かうこと、困難があっても落ち込まず、気持ちを切り替えて前向きに次の目標にチャレンジする生徒達の姿を目指して!

筑波大学で体育校外学習を行いました!

 高等部では、年に2回、筑波大学体育系陸上競技場で体育校外学習をお行っています。今年も附属大塚がある文京区から、茨城県つくば市の筑波大学まで観光バスを使って行ってきました。

 体育校外学習では、普段使用することのできない専門の体育施設である陸上専用の400mトラックでタイム計測を行います。今年も50m、100m、中・長距離(800m、1500m)を学生の伴走で記録会を行いました。生徒達は、学生のサポートを受けながら一生懸命走る姿が印象的でした。

 この校外学習では、専門学生によるデモンストレーションを間近に見たり、アダップテットスポーツを専攻する学生の指導のもとで疑似競技を体験したりする機会を通して、体を動かす楽しさや心地よさを味わうきっかけとなることを願っています。今年は、三段跳びのデモンストレーションを見せていただいた後、跳び方を教わり、みんなで挑戦しました。三歩で遠くまで跳ぶ学生の姿を間近に見た生徒達は、自分にもできる!と自信満々。一歩目と二歩目が同じ足で跳ぶのが難しく、走り幅跳びになってしまったり、なんだか「ねぶた」の跳人になってしまったりする生徒がいましたが、生徒達は楽しく、また真剣に取り組む様子が見られました。

 午前中、学生と運動した生徒達は、クラブハウスで一緒に昼食をとり、再会の約束をして学校に戻ってきました。学生達のお陰でとても貴重な経験ができました!

6月21日 高等部トピックス

明日は第1次現場実習報告会!

 

1年生〜進路校外学習、そして夢へ!

 2・3年生の先輩が現場実習に行っている間、自分たちのことについてじっくりと考えた1年生。進路校外学習では4カ所の職場を訪問し、将来のことについて考える「Dream」という授業をしました。「自分の仕事は?」「自分の夢は?」漠然と考えていたことを見たり、体験したり、文字にすることで、具体的な現実へと昇華させていく、そんなとても内容の濃い2週間でした。

 

2年生〜それぞれに頑張った実習期間!

 実習期間中は初めてのことや慣れない場所で、いろいろな人と関わりながら、それぞれが自分自身の目標をしっかりともって過ごしました。自分がどのようなことなら頑張れるのか、どのようなことが課題となっているのか見つめ直す良い機会になったように感じます。実習期間中にそれぞれの場所や人から学んだことを今後の生活の中で生かしていきましょう。毎日取り組んでいることが、これからの力となり卒業後へとつながっていきます!

 

3年生〜それぞれが目標に向かって取り組みました!

 それぞれの生徒が、卒業後の進路決定に目標を持ち、緊張しながらも意欲を持って向かった現場実習でした。高1・2と積み重ねて、イメージを少しずつ持てるようになってきた「卒業後の進路」、「将来の夢」に向け、成果と課題が明確になりました。実習中にいただいた実習先からのご指導、反省会での総括、巡回での担任や保護者の方から見た様子、家庭での様子などを振り返り、次回の実習に向け、さらに成長し、自信を持ってほしいと願っています。

 

 明日は第1次現場実習報告会です。この2週間、1年生は、司会進行の練習、2・3年生は、実習の振り返り、報告会での発表準備、礼状書きをしてきました。自分の「今とこれから」を見つめ、卒業後の進路について真剣に考える生徒の姿がとても印象的でした。頑張れ高校生!

 

生徒会執行部「あいさつ運動」

 本校では、会長、副会長、書記の3名に加え、朝会委員会、環境保健委員会、広報委員会の委員長で組織された生徒会執行部があります。今年は、会長の提案で、「あいさつ運動」を始めました。週に2回、児童生徒の登校が多い時間帯、玄関に立ち、大きな声で挨拶しています。「挨拶で明るい学校にしたい!」そんな生徒の思いが少しずつ形になってきました。

5月26日 高等部トピックス

現場実習壮行式が行われました!

 

 今週、第1次現場実習壮行式が行われました。運動会後の2週間、実習を控えた2年生、3年生は、徐々に緊張感が増すなか、実習に向けて日誌を整理しながら実習先までの経路の確認や目標の確認、そして壮行会での発表に向けた取り組みをしてきました。

 3年生にとって今回の実習は、卒業後の進路決定に向けた重要な実習です。事前学習を行う生徒の姿はみんな真剣そのもの。壮行式に向けては、仕事内容、目標、そして実習に向けた決意を考え、原稿を作りました。生徒達は、学校の最高学年として児童生徒のお手本となるような姿を見せよう!と原稿を暗記して発表すること、またタブレット端末に示した原稿に頼る生徒でもしっかり前を見て堂々と発表することを目指しました。

 そして当日、1年生の司会で進められた壮行式、小学部、中学部、保護者が見守るなか、2年生、3年生が立派に現場実習に向けた意気込みを伝えていました。昨年は、緊張から思うように発表できなかった3年生ですが、今年は違いました。全ての生徒が自信をもって発表する姿は立派でした。さすがに3年生です。

 壮行式では、質疑応答があります。高等部の先輩達への質問は、勤務時間や通勤経路、職場で困った時の対応など、様々な質問があります。時には予想外の質問もあります。質疑応答は試験と同じです。どれだけ実習に向けた学習が身に付いているのかを試される機会でもあります。そんななかで、自信をもって答える生徒達の姿が印象的でした。

 

 現場実習壮行会のような発表機会では、ICT機器の活用が欠かせません。今回も音声ペン(グリッドマーク社)を使用する生徒は、友達の音声で発表しました。また、高等部が株式会社ユニティと共同開発したプレゼンテーションアプリ「スマイルノート」(http://www.uni-ty.com/)を活用して発表をしました。

 この「スマイルノート」は、知的障害のある本校の生徒が、将来の社会参加のなかで「意思表明」を可能にするための学習ソフトとして株式会社ユニティの協力のもとこの1年間、毎月話し合いを重ねて開発したものです。今年度、高等部が計画する「総合的な学習の時間」でもこのアプリを活用した「協同学習」を展開する予定です。

運動会での活躍について!

 

 5月中旬、運動会が行われました。2年生、3年生にとっては現場実習に向けた取り組みが進行するなかでの実施となります。それでも、生徒会を中心に高等部らしく参加する姿が見られました。特に2名の応援団長が精一杯紅組白組をまとめる勇姿が感動を覚えました。

 学校行事は、日々の学習成果を発揮する場です。高等部の生徒達は、4月に新入生を加え、2年生、3年生を中心に高等部としての仲間関係を築き、これを深められた運動会であったと思います。「友情」、「信頼」、「協同」、そんな言葉を象徴する附属大塚の高等部らしい姿が随所に見られました。

 特に3年生は、「最高学年として全校のお手本を示す」という気持ちで開会式の司会進行や団長の役割を努めてきました。そんな精一杯の姿、しっかり全校の届いたと思います。2年前、先輩の後ろ姿を追っていた彼らは、今、後輩達に後ろ姿を見せています。

5月12日 高等部トピックス

現場実習に向けた取り組みが始まりました!

 

 5月1日から始まった運動会特別日課。今週も全校が運動会一色!・・・と言いたいところですが、高等部では、1時限と6時限以外は通常の日課で学習を展開しています。連休前から作業学習(ライフキャリア学習)が始まり、高2と高3では、5月末に行われる現場実習に向けた取り組みも行われています。

 4月に行われた作業学習のオリエンテーションでは、生きる力」「働く力」「夢見る力」の3つの力について考えました。生徒の「願い」や「意思」を育みながら、生きるために必要なことや、働く意義について考える学習が本校高等部の目指す「ライフキャリア学習」です。自分らくし生きるために、どのような将来の生活を目指すのかについて、生徒と共に考えていきます。

 

 現在、実習先の企業や事業所での面接もほぼ毎日行われています。運動会特別日課といっても全員が揃うことはほとんどありません。そんな状況の中で、2年生、3年生の生徒たちは、目標に向かって精一杯取り組み、教員一同、全力で生徒を支えています!

 さて、今週末は運動会。今年は、現場実習に向けた取り組みや、日々の日課を大切にするために参加種目を減らしました。それでも、高等部生徒の役割はたくさんあります。生徒会を中心に考えたスローガンは「起こせ!レボ★リューション!!!燃やせ!おおつか魂!」。たくさんの言葉の中から気合が入る2つの言葉が選ばれました。生徒会は、会長、副会長、書記に加え、3つの委員会(朝会、広報、環境美化)の委員長、計6名で組織されています。大塚の代表という自覚と意識を持って学校を支えています。

 開会式司会を担当する3年生。昨年のビデオを見ながら、開会式の役割を考え、8名全員が役割を持って司会進行を行います。ICT機器を活用しながら生徒主体で進行する姿もみどころです。紅白の団長を務める2名の生徒は、自分の言葉で選手宣誓の文章を考えました。毎日練習を積み重ねるなかで、二人の呼吸はピッタリ。自分で考えた言葉を交互に宣誓します。

 投擲板には、大きなプログラムが貼り出されます。一つ一つの種目のタイトルを書いたのは2年生です。小学部の生徒にもわかるように大きく丁寧に書かれています。また、応援団の存在も重要です。各学年から2名ずつ選出された団員に加え、今年は希望者4名が仲間入りし、賑やかな応援合戦になりそうです。

 そして、なんと言っても運動会のオープニングを飾る重要な役割はマーチングバンドです。結成50周年の節目の今年も「アトム」の曲を演奏します。限られた時間の中で精一杯練習した成果をご覧いただきたいと思います。ビルに囲まれた屋外での演奏はとても難しく、音が反響して正確なリズムやテンポをつかめません。それでもお互いの音を合わせようとする生徒を応援してください。

 

 予行練習以降、生徒達はとても疲れた表情を見せています。特に団長はじめ3年生の生徒達には、体力的にも、精神的にも相当な負担がかかっていますが、自分の持てる力を発揮しようと毎日150%の全力投球です。

 今週は、現場実習の事前学習だったので、昨年の課題を踏まえて実習の目標を考える授業を行いました。卒業後の進路を決める実習への不安。そして、運動会という全校行事をリードする最高学年としての責任感に押しつぶされそうになりながら一生懸命頑張る姿がありました。

 大丈夫、ちゃんとみんなわかっています。しばらく大変ですが、目標に向かって努力している今の気持ち、今の自分を大切にして欲しいと思います。その先には、きっとたくましく成長した自分に出会えることでしょう。頑張れ3年生!頑張れ高等部!

4月21日 高等部トピックス

新入生歓迎会が行われました!

 

 8人の新入生を迎えて行われた歓迎会。第1部では、自己紹介や高等部行事の紹介をしました。生徒達は「生活」の時間に作った自己紹介カードを使い、好きなこと、好きな食べ物、高等部で頑張りたいこと、将来の夢、2・3年生は、後輩にメッセージを一言送りました。

 第2部では、高等部が取り組んでいる「オニボール」と「ドッヂビー」を行いました。2・3年生を中心にゲームを盛り上げると、緊張した様子の1年生は自然に高等部の雰囲気に溶け込んでいました。

 

「できること」と「していること」の違い

 

 子ども達は、たくさんの力をもっていて、「できること」がたくさんあります。しかし、その「できること」ができない場合もあります。もしくは、やらない場合もあるかもしれません。子どもが持てる力を発揮するためには、発揮できる環境(場面設定や手だて)を作ることが大切です。歓迎会では、ICTツールを使ったり、教師の温かい言葉掛けを行ったりすることで生徒が自分の力を精一杯発揮する場面がたくさん見られました。生徒が持っている「できること」を「していること」にするために、高等部では、一人一人と向き合い、丁寧に支援していきます。

 

高等部が目指す教育について

 

 今年度、高等部では、どのような教育を行うかについてその方針を検討しました。

①個人の「願い」を育む

  生徒一人一人の権利や意思を尊重し、日々の生活や将来の社会参加に向け、主体的に取り組むための力となる本人の「願い」や「意思」を育てます。

②「意思の表明」に向けた力を育む

様々な「自己選択」、「自己決定」、「自己表現」、個人や集団に対する「意思の表明」ができる力を育てます。

③互いに尊重し合う気持ちを育む

  自分の「願い」や「意思」だけでなく、他者の「願い」や「意思」も受け止め、互いに尊重し合い、認め合うことのできる気持ちや姿勢を育てます。

④社会生活に必要なルールを理解し、周囲の人たちと快適に過ごせるようなマナーを身につける

  日常生活のあらゆる場面や、「生活」の授業場面を通してルールを明確化し、生徒とともにマナーについて考えます。

⑤目標に向かって前向きに取り組む力を育む

日々の学習や現場実習において具体的な目標を立て、成果や課題を振り返り、次の機会に向けて改善する点などを確認します。

⑥一人一人のキャリア発達に向け、基礎的な能力を身につけ、汎用性を高める

  課題学習の時間を充実させ、一人一人の基礎的な力を底上げするとともに、「生活」や「総合的な学習の時間」を通して身につけた力を、「自己選択」、「自己決定」、「自己表現」に応用できるように支援します。

 

 3年生は、自分の「願い」や「夢」を実現するために、いま何を目標にしたらよいか、自分にはどのような課題があるのかについて考えています。5月の現場実習では、卒業後の進路決定に向けたチャレンジが始まります。教員一同この1年間、1日1日、いや1時間、1分の全てを大切にして支援していきます。頑張れ高校生!頑張れみんな!

4月14日 高等部トピックス

 期待に満ちた新学期の始まりです!

 高等部では、2名の新しい教員、8名の初々しい新入生が仲間入りし、期待に満ちた新学期がスタートしました。チーム大塚、チーム高等部、今年のスタートもチームワーク抜群です!

 今週、各学年が来週の新入生歓迎会に向けた準備や自己紹介カードづくりをしました。また、運動会に向けた取り組みも始まりました。高等部では、生徒会を中心にスローガンを考えたり、プログラムを作成、印刷したりと行事を支える運営の仕事がたくさんあります。

 

 先日、3年生は学級目標を考えていました。2つのグループに分かれ、これまで音楽で学習した歌の歌詞を手がかりに、3年生の集団ならではの言葉を拾っていきながらたくさんの目標を考えました。そして決まった目標は、「心ひとつに全員合唱」です。3年生は、歌が好きなクラスです。昨年度は、「結〜ゆい(作詞作曲:miwa)」、「友〜旅立ちの時(作詞作曲:北川悠仁)」の二部合唱にも意欲的に取り組んできました。そんな生徒達から、「クラスみんなで歌を歌いたい」、「クラスで合唱がしたい」という「願い」があげられました。さらには、心をひとつに全員がまとまることを目指し、「友情〜友達を思いやる」、「協力〜助け合い、教え合い」、「信頼〜友達を信じる」という3つの目標を選びました。

 

 生徒達が目標を考える時、「〜を頑張る」という表現をよくします。しかし、大切なことを「どのように頑張るか」です。高等部では、毎朝、その「どのように」を考えながら日課帳に1日の目標を考えてきました。その考える経験が、今年の学級目標決めにつながったと思います。子ども達にとって、過去の経験や未来の願いを表現することができても、「信頼」、「協力」、「友情」といった目に見えない言葉の意味を理解し、表現することは簡単なことではありません。しかし、抽象を具象化する、または、具象を抽象化することで、思考が深まり、言葉の世界、表現の世界が広がることを改めて感じました。

 

 目標は「立てる」だけではなく、「掲げる」ことが大事です。生徒達は、早速、習字が得意な生徒が文字を書き、他の生徒が装飾しました。目の前に目標が示されたことで、みんなの意識も変わりました。教師に頼るのではなく、友達同士で声を掛け合いながらクラスの仕事を進める姿が見られていました。

 その調子、頑張れ高校生!頑張れ3年生!

PAGETOP

  • 筑波大学 附属学校教育局
  • 筑波大学
  • English Site School for the Mentally Challenged at Otsuka,University of Tsukuba