中学部

中学部の学習

生活(生活単元学習)

 各年齢段階に相応しい生活意識や態度、より良く問題を解決する力や主体性の育成をねらいとした総合的な学習をしています。

①主体的に社会・文化的な活動等、生活に向かう力

②社会生活(くらし・学ぶ・働く・余暇)を豊かにするために必要な知識、技能、それらを

 統合し、よりよく問題解決をする力

③他者と関わる力や様々な集団活動に参加する力

を育むことを目指しています。

 

 各学年では、行事の事前学習や事後学習、野菜や花の栽培、季節に関する学習等に取り組んでいます。

 また、全学年で「合同生活」にも取り組んでいます。生徒の興味・関心に基づき、グループを編成(生き物・食べ物・乗り物・アニメ・物作り等)します。グループごとに調べて、校外学習の計画を立て、実際に体験活動に出かけます。その後は、体験してきたことをまとめて、最後に別のグループの生徒たちを前に発表します。生徒の『願い』をくみとりながら、様々なテーマで調べたり、体験したりすることを通して、生徒たちの興味・関心の深まりを目指しています。

作業学習

作業学習では、中学部から高等部の6年間で以下の5つの力を身に付けることを目指しています。また、地域社会との関係を築き、社会資源を活用しながら活動する機会を設け、1年生から3年生までの縦割りによるグループで、「サービス班」「クラフト班」「クロスワーク班」の3つの作業学習を展開しています。

①適切な道具の使い方や、状況や場に応じたコミュニケーション力(報告・相談等)、働く

ためのルールやマナー【知識・技能】

②基礎的・汎用的な仕事を経験する中で、活動への見通しや目標を考える力【見通し・考える力】

③学んだり、働いたりすることの意味や役割を理解したり、卒業や将来の生活への見通し【キャリアプランニング】

④働く楽しさを経験し、自信をもって主体的に活動する力や意欲・関心【行動する力】

⑤自分の役割を果たす中で、責任感や仲間との協調性【人間関係】

  

 オリエンテーション(全体)

 中学部から始まる作業学習において、仕事とは何か、誰と何を学び、どのようなことを身に付けて欲しいかをみんなで確認します。

 

<サービス班>

 校内の清掃作業を中心に取り組んでいます。机や床、窓などの正しい用具の扱い方や清掃方法を業種の専門家から教えていただいています。また、PTAの方とも連携して発送作業(封筒のタックシール貼り、切手貼り等)にも取り組んでいます。

<クラフト班>

 タイルを使ったコースターや、マグネット、写真をクリップで留めて飾るガーランド等の製作をしています。ボンドをはみ出さないように丁寧に隙間なくタイルを並べたり、タイルの色や大きさ等を工夫したりして仕上げています。

<クロスワーク班>

 主に藍染め製品の製作に取り組んでいます。天然藍を使った絞り染めでは、割りばしと糸を使った巻き上げ絞りやビー玉やゴルフボール等で絞って模様を付けています。手提げ、トートバッグ、巾着袋、ハンカチ、Tシャツ等、色々な製品作りに取り組んでいます。

言語・数量

 小学部段階までに育まれた言語・数量の基礎的な知識・技能を基盤に、生徒の発達段階に応じた学習課題を設定しています。日常生活で使う言葉の意味の学習および自分の経験や気持ちを言葉にする力、学校・家庭生活の場面で実際に活用できる数や量の概念を養うことを目指しています。

音楽

 音楽への興味・関心を高め、表現および鑑賞の能力を伸ばす中で、音楽活動への意欲を高めていきます。様々な活動を通して芸術・文化にふれ、音楽を愛好する心情や豊かな音楽性(音楽に対する感性)を培い、音楽活動を通して社会性を高め、生活を明るく楽しいものにすることを目指しています。

造形

 造形では、様々な活動を通して、感覚を活性化し、感性を磨くことで、自分を表現する力を育み、情操を豊かにする中で、「表現」、「技法」および「鑑賞」の能力を養うことを目指しています。

 小学部段階までに形成された表現と技法を基礎にして、さらに多くの素材・題材を用いた制作を経験することにより、視覚や触覚など感覚の発達を促すとともに、自分の思いやイメージを表現するための技法の学習や、友達の作品を見ることや自分と友達の作品を比較することを通して、自分や他者の良いところに気づくことをねらいとしています。

家庭

 家庭では、明るく豊かな家庭生活を営む上で必要な能力を高め、実践的な態度を育てることを通して、卒業後の豊かな生活を見通した以下3つの力を身につけることを目指しています。

 

①衣食住に関する実践的、体験的活動を通した知識と技能

②積み重ねた知識や技能を生かし、快適な生活を送ろうとする態度

③学校生活や家庭生活における自分の役割を自覚するとともに、社会生活への関心を高め、その大切さに気づく。

 

学年ごとに衣服の手入れや洗濯の仕方、調理の基礎などに取り組んでいます。

保健体育

 体育では、身体の操作性を高め、健康の保持増進と体力の向上を図るとともに、日常生活において、進んで運動に親しもうとする態度や習慣を育むことを目指しています。また、集団による運動を通して、協調性や集団のルールといった社会性を育むことや、物や自分の体を調整して体を動かす力を高めていきます。

 

 保健では、自らの発育・発達に関心を持ち、理解を深めることを目指しています。年間を通しての身体測定を通じて自身の発育状況について関心を持つことや、栄養が偏らないようにバランスのよい食事を心がけること、他者との距離の取り方や性に関する理解を深めることについて、保健・給食部、家庭とも連携しながら学んでいます。

グループ学習

 自立活動の内容に関して、一人一人の実態や学びの特性に応じたグルーピングを行って、課題別学習をしています。他者と関わる力や自己の理解、コミュニケーションの能力、日常生活に必要な身体の動かし方等についての学習を設定し、自主的・自律的に活動するための基礎的な力をつけていくことを目指しています。

選択学習

情報

 タブレット端末やパソコンなどの基本的な使い方を知り、楽しみながら操作をする学習に取り組んでいます。ソフトウェアの活用やインターネットを活用した情報収集、安全な利用方法や、ルールおよびマナーについても取り上げています。生徒の実態に応じて、ICT機器を活用した他者とのやりとりや、表現する力を高めること、将来の生活へつなげていくことを大切にしています。

 

理科

 自然に親しみ、観察や実験を行うことを通して、自然の事物や科学的な現象について関心を持つことを目指しています。「生命」「地球・自然」「物質・エネルギー」の3つの分野について、グループに集まった生徒の興味・関心に応じて計画、学習しています。実験や観察では予想を立てることで、科学的に問題を解決するための力を育成し、主体的に日常生活や社会生活などに生かそうとする態度を養うことを大切にしています。

 

外国語(英語)

 外国語の学習では、英語等の外国語に親しむことや外国語の文字に興味を持ち、簡単な外国語の表現活動を通して、日本と諸外国の違いや文化に触れ、外国語や外国への興味・関心を育てることをねらいとしています。特に英語や学校見学等で来校する諸外国の人々と触れ合ったりするなど、生徒の生活や体験と結びつけて指導することを大切にしています。

ALTの先生と英会話

 総合的な学習の時間として、ALT(外国語指導助手)の先生に来ていただき、英語での挨拶やコミュニケーションの方法を身体も使いながら英語に触れる機会を設けています。

ICTツールの活用

中学部では、様々な学習場面でICTツールを活用しています。

 本校は、校内に無線LANが整備されており、パソコンやタブレット型端末を使ってインターネットへの接続がどの教室にいても可能な環境になっています。

 日常的なコミュニケーションツールとしての活用、調べ学習や振り返り等のまとめ学習での活用、作業製品の販売においてもICTツールを積極的に活用しています。

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