小学部

学習の様子

2016.8.26更新

学校生活のタイムテーブル

学習形態と内容

 本校では、全ての指導が「領域・教科を合わせた指導」の形態で教育課程が編成されています。

 教育課程を編成する上では、次の点に配慮しています。

  • より具体的な経験を重視した学習を展開することによって、知的障害児の特性に配慮する。
  • 個々の教育的ニーズを十分考慮し、集団をいかした授業を展開する。  

 以下に、具体的な学習の形態と内容をご紹介いたします。
 

1)日常生活の指導

 児童の身辺活動に関わる知識の理解や技能の向上のみならず、社会生活を営む上で、基本的な生活習慣の確立をめざし、集団の中で主体的に活動する力を育んでいます。個や集団の実態に応じて、必然性のある多様な指導機会を活用し、集団生活の中で活動意欲を育て生活態度を身につけるよう促しています。

  1. 着替え
  2. 食事
  3. 排泄
  4. 清潔
  5. 休み時間の過ごし方
  6. 支度・片付け
  7. 清掃
  8. 登下校
  9. あいさつ
  10. ルール・マナー

2)生活単元学習

 生活文脈や児童の興味・関心に基づき、行事単元や季節単元に加え、学級習団に応じた単元を設定しています。単元では、経験をいかし活用するという発展的な学習場面を設定し、生活に役立つ「知識・技能・課題解決する力」を育む活動が展開しています。学習活動を通して、学級集団の共同の活動における役割の理解と遂行、協同・協力といった目標を中心に据え、同時に児童が活動に対して自信をもち、周囲の期待に応えようとする力を育んでいます。

3)教科的な学習

①音楽

 学部集団または学級ごとに、「音楽」を設定し、歌唱・器楽・身体表現・鑑賞の柱に基づいてして活動を展開しています。音を聴き合わせること、簡単な合奏すること、人前で演奏することなどを大事にしながら、友だちと一緒に行う音楽活動の経験を大切にしています。音の変化や違いに気づいたり、さまざまなジャンルの音楽を聴いたり、触れたりしながら、音楽への興味関心の幅を拡げ、豊かな音楽性を養うこと目的としています。<学部または学級で実施>

②造形

 発達段階と生活年齢を考慮し、一年における指導期間を「縦割りのグループ活動期(感触・見立て・操作)」と、「学級集団期」の2つに分けて指導しています。縦割りのグループ学習では「感触グループ」、「見立てグループ」、「操作グループ」の3つのグループに分かれています。感触グループでは、素材との関わりを重視し、様々な感触に触れることをねらいとし、見立てグループでは、テーマに添い、基本的な素材や道具を使って表現することをねらっています。また、操作グループは、道具を扱う基本的なスキルを高めたり、自分の伝えたいイメージを表現したりすることをねらいとしています。学級集団の活動では、生活年齢や学級の特徴や特性を考慮して指導を展開することで、児童が学級内での役割を担い、個をいかした作品づくりを行えるようにしています。全ての造形活動において、お互いの活動の様子を見合ったり、作品を鑑賞したりすることを通して、友達の良さ、作品の良さ、活動の良さを体験できることも大切にしています。<学級またはグループで実施>

③体育

 学部全体での「体育」の授業は、基本運動、協調運動、応用運動などの運動を幅広く取り扱っています。基本的な運動からゲーム性のある運動まで幅広い活動を行う中で、身体の動かし方や道具の使い方といった技能面の獲得、集団行動やチームワークといった集団性の意識の高まりをめざしています。また、「うんどう」の授業では、基本運動を中心に持久力、柔軟性等の基礎的な力を養うことを目的とし、継続して実施しています。双方の授業を通して、全身を思い切り動かす感覚を身につけ、集団で身体を動かしたり、表現したりすることの楽しさやおもしろさ、心地よさを味わったりすることをねらいとしています。<学部または学級で実施>

④ことば・かず

 日常生活で使う言葉や簡単な文を読み書きや、具体物の操作や分類・集合・数量などの学習を学級集団を基本に指導しています。ことば・かずの知識のみならず、情動の安定、物事の因果関係の理解や身近な人とやりとりしたりする力を養うことをねらいとしています。学習したことを日常生活の中で発揮できるように、個や集団に応じた柔軟な指導をこころがけています。<学級や小グループで実施>

4)個のニーズに基づく授業(自立活動)

①ミックスジュース

 個別教育計画における社会性領域の優先目標に基づいた小集団を編成して、授業づくりをしています。グループ編成や指導内容は、年度ごとに検討しています。また、グループ名に果物の名前をつけのているのでこの名称になっています。内容の例として、対人的なゲーム活動(ペア)を通して、役割理解と遂行などの学習。簡単なゲーム活動、やりとり遊びや歌を通じて、ルールや役割の理解の学習。また、音楽・身体活動を媒介にした楽しさの共有体験を通して、自信をもって他者と関わる力や自ら活動に参加しようとする力を育む授業などを展開しています。<グループで実施>

②べんきょう

 個別教育計画上の課題に基づき、学級集団において、毎朝べんきょうの時間が設定されています。認知学習領域を中心にしながら、個々のニーズに応じて、身体・運動領域、情操領域などの学習内容も扱っています。<学級で実施>

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