高等部

高等部の学習

主な授業について

生活単元/理科/社会  職業(学級)   職業(全体)   職業(作業)    進路・現場実習   

 

日常生活の指導    自立活動   国語   数学    総合的な探求の学習    

 

音 楽    保健体育    美術    家庭

生活単元/理科/社会

各年齢段階にふさわしい生活技能や社会性の育成をねらいとし、自立的な生活に必要なことがらを、生徒の興味関心や生活文脈をふまえて、実際的・総合的に学習する指導形態です。年間を通じて、行事や季節に応じた内容を扱う。学年集団の特性を踏まえた学年独自の取り組みと、複数学年、または、学部全体で取り組む単元、中高合同で行う単元があります。主な内容を以下に記します。

 

(1)学部全体で取り組む主な内容

新入生歓迎会、大塚祭、球技大会、スキー合宿、卒業生を送る会、卒業式など

 

(2)学年ごとに取り組む主な内容

郵便局の積立学習、基本的生活習慣、修学旅行、学級レクなど

また、理科、社会も年間計画に応じて実施します。

さつまいも栽培
さつまいも栽培
収穫物の計量
収穫物の計量
観察日記の作成
観察日記の作成
音声ペンの録音
音声ペンの録音
清掃技術の学習
清掃技術の学習
新年の抱負書き初め
新年の抱負書き初め
社会性学習(虹の輪)
社会性学習(虹の輪)
ベルマーク回収の講義
ベルマーク回収の講義

職業(学級)

将来の職業生活を見据え、必要な事柄を見いだして課題を設定し、解決策を考え、実践を評価改善し、表現する力を養う学習です。

「総合的な探求の時間」と連動して取り組んでいきます。

 

<主な内容>

自分の特性や、興味・関心に応じた職業調べ・実習先調べ、ドリームマップ、15歳/16歳/17歳の地図、進路校外学習、現場実習事前学習・事後学習、壮行式や報告会の準備・参加など

 

 

  • 自分の意思、趣向や夢に気づくこと・表明すること
  • 自己評価や他者評価を通じ、自分自身を見つめ自身の長所や課題に気づくこと
  • 自分なりの解決方法を身につけたり求めたりできるようになること
  • 社会生活や人間関係の形成、集団参加に必要な知識や、技能・態度・習慣を「気づき」「学び」「実践する」プロセスを通して身につけること
  • 主体的に社会参加し、より豊かな生活を送ることができるような進路選択を主体的に行うこと


    などを目指しています。

 

「17歳の地図」の学習(昨年度研究協議会より)
「17歳の地図」の学習(昨年度研究協議会より)
ようこそ先輩(卒業した先輩を招いてお話を聞く授業)
ようこそ先輩(卒業した先輩を招いてお話を聞く授業)

職業(全体)

職業生活に必要な実践的な知識を深める学習です。複数の学年、または、学部全体で共有できる内容を、現場実習の前後などを機会に、毎学期1、2回程度行っています。

 

<主な内容>

株式会社ファンケルの主導による男女別身だしなみセミナー、生活に関わる金銭(価値)の理解、卒業生との交流、コミュニケーション講座、現場実習壮行式、現場実習報告会など

職業(作業)

職業(作業)の時間は以下の3つの縦割り活動班で展開し、働くために必要とされる持続力、責任感、確実性、協調性、社会性を育むことを目指すとともに、より良い自立と社会参加にむけた学習を総合的に展開する学習です。
作業班は、本人・保護者の希望、個別の教育支援計画、個別の指導計画等に記載された目標や特性、卒業後の希望進路(職種や作業内容)、担任や学部教員の見解を元に総合的に判断して決定しています。

 

<令和3年に展開予定の作業班と、作業内容>

 

 <アップサイクル班>

  • 牛乳パックを回収し、煮る、ラミネートを剥がす、細かくちぎる、ミキサーで粉砕するという主に4つの工程を経て、パルプを使った油吸い取りパックを作成しています。また、学校近隣のコンビニエンスストアからコーヒーの豆殻を頂戴し、乾燥、計量、袋詰めなどの工程を経てコーヒー消臭剤も作成しています。その他、校内の資源回収作業にも取り組んでいます。

     

 <プリント班>

  • 生徒の描いた絵を元にしたイラストをタオルやトートバッグなどに印刷したオリジナル製品の印刷、商品化に取り組んでいます。製品は、全校幼児児童生徒の誕生日プレゼントや、現場実習先への御礼として活用しています。また、校内教職員やPTAと連携した軽作業受注、アップサイクル製品製作(紙パック製品、米袋・小麦粉袋バッグ)にも取り組みます。

     

 <カフェサービス班>

  • 知的障害のある生徒が初めから最後まで一人で取り組む製菓作業と、クラウドファンディングのご支援により開設した「えがおルーム」を活用した「えがおカフェ」運営が主な活動です。注文を受けた飲み物をサービスするカフェ(えがおカフェ)の運営に取り組みます。新型コロナウィルス感染症の状況を鑑みながら、企業や地域施設・公共機関と連携した出張カフェの実施も目指します。
牛乳パックから油吸い取り袋を作る生徒
牛乳パックから油吸い取り袋を作る生徒
オリジナルデザインのタオル、トートバッグなどを製作しています。
オリジナルデザインのタオル、トートバッグなどを製作しています。
カフェ室でサービスの練習をする生徒
カフェ室でサービスの練習をする生徒

進路・現場実習

 福祉的な施設・事業所や企業などにおける現場実習で、将来の働く生活に必要な資質・能力(知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体的に活動に向かう力、人間性など)を養い、加えて社会に参加する意識や自己への理解を深め、個々に応じた進路を自ら選択、決定できるように総合的・実践的な学習を行っています。

 

a.計画現場実習として春の第1次現場実習(2・3年生)、秋の第2次現場実習(1・3年生)を実施します。

b.計画現場実習のほかに卒業後の進路決定に向け、必要に応じ個別に現場実習を実施します。

c.進路の学習(進路校外学習等)は3年の間に個別あるいは集団で計画的・段階的に行っています。

d.生活体験実習(通勤寮)を必要に応じて実施することがあります。

企業実習の例
企業実習の例
食品業務の例
食品業務の例
清掃業務の例
清掃業務の例
職業訓練施設の例
職業訓練施設の例
軽作業の例
軽作業の例

日常生活の指導

基本的な生活習慣

 日常生活を営むのに必要な身辺の処理能力や基本的生活習慣の確立、および生活上必要な基本的知識、技能、態度などの育成をめざし、登下校、給食、清掃、排泄、更衣等を通して個々に応じ必要な指導を行います。

 また、将来の働く生活を見通し、職場での身だしなみ、整髪、化粧などについても学ぶ機会を設定しています。

 

ホームルーム(朝の会・帰りの会)

学級のメンバーが互いに協力し合い、見通しを持ち、意欲的にその日の学習に参加し、楽しく充実した学校生活が送れるようにすることをねらいしています。

始業前、下校前の時間帯に設定し、出欠や健康調査、一日の学習の予定の確認や活動の振り返りを通して、その日に生じた諸課題の解決や必要な連絡を行います。

 一人一人に応じてわかりやすく見通しが持てるように配慮する。ICTツールの活用等の工夫で、自分の意見や思いをみんなの前で表出する機会を設定し、認められる経験を増やしています。

身だしなみセミナーの感想をICT機器を使用して作成した記事
身だしなみセミナーの感想をICT機器を使用して作成した記事
スキンケアからメイクの仕方を学ぶ女子生徒
スキンケアからメイクの仕方を学ぶ女子生徒

総合的な探求の時間

総合的な探求の時間(学級で行う内容)

社会生活を送るために必要な知識・技能を学び、生徒自身が主体となり自分の将来について考え、自己実現(自分らしい生き方の実現)に向け、卒後や将来の生活を見据えたキャリアプランニング学習に取り組む時間です。

 

具体的には、自分の意思、趣向や夢に気づくこと・表明すること、自己評価や他者評価を通じ、自分自身を見つめ自身の長所や課題に気づくこと、自分なりの解決方法を身につけたり求めたりできるようになること、社会生活や人間関係の形成、集団参加に必要な知識や技能・態度・習慣を「気づき」「学び」「実践する」プロセスを通して身につけること、主体的に社会参加し、より豊かな生活を送ることができるような進路選択を主体的に行うことなどを目指していきます。「職業(学級)」と連動して行う学習です。

<主な内容>

①卒後の生活に向けた学習(ドリームマップ、〇〇歳の地図など)

②権利に関する学習(生徒会選挙、手帳や年金に関することなど)

学部全体で行う内容

 「生活」や「体育」、「音楽」、「造形」などの学習と連動しながら、「交流および共同学習」、「オリンピック・パラリンピック教育」、「国際教育」、「主権者教育(選挙の学習)」などを通して、主体的に自らの課題を見つけ、学び、考え、判断し、よりよく問題を解決しようとする資質や能力の育成を目指しています。

 

 

主な内容としては、

  • 附属坂戸高校など附属学校群や筑波大学学生とのアダプテッドスポーツを通じた交流
  • 企業などに所属するアスリートとの交流
  • 文京区選挙管理委員会・明るい選挙推進委員会・学生団体アイヴォートと連携した選挙学習

など。


令和2年度の学校間交流は、お互いの安全と健康を守りながら交流を進めるため、オンラインを活用して実施しました。

 

 

文京区選挙管理委員会のご協力のもと実施した生徒会選挙では、高3生徒が担う大塚特別支援学校選挙管理委員が計数機を用いて得票計算を行うなど、子どもたちの手による選挙運営を行うことができました。
 

気持ちをひとつに
気持ちをひとつに
見えますか?
見えますか?
パスルが完成!
パスルが完成!
お題のジェスチャー
お題のジェスチャー
正解はこれです
正解はこれです
空飛ぶ玉入れゲーム
空飛ぶ玉入れゲーム
生徒会選挙演説会会場
生徒会選挙演説会会場
候補者演説
候補者演説
本格的な受付
本格的な受付
本格的な記載台
本格的な記載台
本物の投票箱を使用
本物の投票箱を使用
投票箱の解錠
投票箱の解錠
票を取り出す
票を取り出す
記載内容の確認
記載内容の確認
機械を使って票計算
機械を使って票計算

*これまでの交流の様子が、実践障害児教育に掲載されています。

実践障害児教育  2020年  5月号

https://gakken-mall.jp/ec/plus/pro/disp/1/2605261050

 

実践障害児教育  2020年  7月号

https://gakken-mall.jp/ec/plus/pro/disp/1/2605261070

 

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音楽

 音楽への興味関心を高め、歌唱、合奏(器楽演奏)、鑑賞、身体表現等の音楽的活動を通して豊かな情操を育むとともに、音楽を楽しみ生活に潤いを持たせ、余暇活動にも繋がることを願っています。

 また、一人一人の生徒に応じた楽器や活動、身体表現や鑑賞にも工夫を加えています。

※今年度は、MTが音楽室から配信した授業に、生徒たちは各教室で参加するなど、zoomを活用した「3密を避けた環境での集団で取り組む音楽授業実施」について検討を重ねています。

和楽器演奏にも取り組みます。
和楽器演奏にも取り組みます。
アフリカの民族衣装を身につけてダンスを踊りました
アフリカの民族衣装を身につけてダンスを踊りました
zoomを活用した音楽授業の様子
zoomを活用した音楽授業の様子

保健体育

(3) 保健体育

 健康で安全な生活を送るために、軽運動(体操、ダンス、ストレッチ、ヨーガ、トレーニング)や、余暇につながる様々なスポーツ(ボッチャ、ドッヂビー、ポートボール、卓球等)、陸上競技等の活動を設定しています。余暇につながるスポーツでは、運動の楽しさを味わえるように様々な用具を用い、実態に応じてルールを改善したアダプテッドスポーツを積極的に取り入れています。さらに、オリンピズムに基づいた、勝敗を意識すること、フェアプレーの精神、相手をたたえること、目標に向けて自ら努力すること、自己記録を更新することや身体を全力で動かした後にある充実感・達成感を味わうこともねらっています。

 

 具体的には、朝の体育では、年間を通して火曜日から木曜日までマラソンやサーキット、軽運動を行っています。月曜日の体育では、ボール運動やチームでのゲームなどを行っています。授業で学習したことの成果発表の場として、また、生涯スポーツや余暇へと広げることをねらい、筑波大学体育校外学習(記録会への参加と競技スポーツ体験)の実施のほか、目白ロードレースや文京区ドッヂビー大会など地域で行われるスポーツ大会の紹介などにも取り組んでいます。

 

 保健の学習では、健康の保持や、体力テストの結果をもとにした技能と体力、人との関わりにおけるマナーや第二次性徴における身体や自己認識の変化などの内容などを学部全体、男女別またはグループ別に実施し、保健給食部と連携しながら、健康教育に取り組んで行きます。

 

※今年度は、zoomを活用して3密を避けた環境で集団性を保持した体育の授業実施について検討を重ねています。

体力テストの様子(反復横跳び)
体力テストの様子(反復横跳び)
体力テストの様子(立ち幅跳び)
体力テストの様子(立ち幅跳び)
アダプテッドスポーツ(スナッグゴルフ )
アダプテッドスポーツ(スナッグゴルフ )
アダプテッドスポーツ(カローリング )
アダプテッドスポーツ(カローリング )
アダプテッドスポーツ(卓球バレー)
アダプテッドスポーツ(卓球バレー)
zoomを活用した体育授業(高等部スポーツ大会)
zoomを活用した体育授業(高等部スポーツ大会)

美術

 様々な題材を用いて技術を習得し、より深く表現を追求することを目指しています。授業では、「いろいろアート工房」、「木工工房」、「ガラス工房(サンドブラスト)」の3つに別れて設定された条件や自分の作りたい意図に合わせて工夫したり、モチーフをよく観察したりして作品づくりに取り組んでいます。それぞれの工房は、生徒の希望により定期的に変更しています。

 また、鑑賞では、校内で互いの作品を見合うことに加え、文化祭での作品展示や、造形校外学習(美術館見学・学芸員による指導などを通じて生徒が作品の意図と造形要素の関連に気づき、様々な作品の美しさや面白さを他者と共有する機会)を設定しています。

 

消防写生会(高等部も描画の学習機会として参加しています)
消防写生会(高等部も描画の学習機会として参加しています)
いろいろアート工房(コンテを使ったぼかし作品)
いろいろアート工房(コンテを使ったぼかし作品)
木工工房(ビー玉を打ち出すゲームの作成)
木工工房(ビー玉を打ち出すゲームの作成)
ガラス工房(サンドブラス前のマスキング)
ガラス工房(サンドブラス前のマスキング)

家庭

卒業後の生活を見据えながら、被服、食物、住居などに関する実習を通して、健康で安全な生活に必要な実際的な知識と技能を習得することをねらいます。

 

【衣生活と健康】:日常生活に使う衣類の使用や洗濯、修繕、小物の製作など

【食生活と健康】:食品の選択、保管、献立づくりと調理、盛り付けなどの食事の準備、後片付けなど

【住生活と住環境】:住まいの清掃や手入れ、冷暖房、換気、採光、照明に関することなど

 

写真は【食生活と健康】単元で行われた、自分に必要な栄養素の種類と働きについての学習です。

食品のグループ分けと献立のたて方について栄養教諭による授業を行いました。

国語

時間の指導では、実態別の小グループに分かれ、国語に関する知識や技能を高めるとともに、聞くこと・話すこと、書くこと、読むことを通じて思考力・判断力・表現力を高めていきます。設定された時間の学習以外に、学校生活全般を通じて取り組んでいます。

数学/情報

<数学>時間の指導では、実態別の小グループに分かれ、数と計算、図形、変化と関係、データの活用などの数学的な知識や技能を学び、生活に必要な簡単な計算、時計や時間・金銭の理解や取り扱い、空間認知、量の理解や比較など、日常生活の中で活用していけるように学校生活全般を通じて取り組んでいます。

 

<情報>生徒の多様な学習要求や進路希望、多様な発達段階に応じた様々なICTツール(パソコン、タブレット型端末、音声ペン等)を活用した学習に取り組みます。

自立活動

学校生活全般を通じて指導を行うと共に、課題に基づき小グループを編成して「時間における指導」を実施します。「時間における指導」においては、認知作業トレーニング、認知機能強化トレーニング、認知ソーシャルトレーニングを指導内容の中心に個別のプログラムを実施しています。

外国語

学部全体や、学級ごとに学習を行います。生徒の興味・関心や実態に応じて、主に英語を用いて身近なものの名称、挨拶や自己紹介などの会話、歌、ダンス、筆記などを題材に、外国の文化や言語に対する理解を深める学習に取り組みます。また、ALTの時間や学校参観者などとの交流を機会にし、本物の外国語に触れる経験や機会を設定します。

PAGETOP

  • 筑波大学 附属学校教育局
  • 筑波大学
  • English Site School for the Mentally Challenged at Otsuka,University of Tsukuba