中学部

運営計画

令和3年度 中学部運営計画

          

1. 基本方針

(1)生徒の様子

 知的障害の障害を有し、多様な教育的ニーズをもった生徒が在籍している。日常生活領域では、身辺処理で援助の必要な生徒、介助や個別対応を要する生徒、ほぼ確立している生徒まで幅が広い。また、健康や安全面の配慮の必要な生徒が在籍する。

 個々の発達段階が異なることから、言語・コミュニケーションおよび認知学習領域の課題が多様である。一方で、学年があがるにつれて対人意識が高まる傾向がみられ、集団としてのまとまりある仲間関係が育っている。この時期の生徒の特徴として、第二次性徴(思春期)を迎え、心身ともに変化が大きい時期である。

 

(2)指導の方針 

 学校運営方針及び学校目標、中高部運営方針を踏まえ、以下の方針に基づく学部運営を行う。

①人間関係の形成・共に活動する力の育成を目指した支援

 自他の理解を深め、仲間関係を育みながら、共に活動(共同・協同・協働)に参加するための基盤となる力を育むための授業づくりに努める。

②社会・文化への参加を目指した支援

 将来の生活(「くらし」「学ぶ」「働く」「余暇」)をより豊かにするために必要な力の育成を目指す。

 中学生段階に応じた学習課題の設定に配慮する中で、身辺自立や生活習慣、基礎的・基本的学習内容の確立および定着を図る。

 生徒の興味・関心を広げる中で地域社会との交流や社会資源等を積極的に活用する。

③自主的・自律的な態度を育むための支援

 自主的・自律的に学習参加できるための手だてを工夫し、生徒一人一人が自分の持てる力を発揮できる学校生活づくりに努める。

 

2. 本年度の重点課題

(1)自らの「願い」や「思い」を考え、表現する力を高める

  • 「今とこれからの将来」に向けて、生徒が自らの願いや思いを具体的に考え、人に伝えることができるようにする。本人、保護者、教員で中学部卒業後や将来を見据えて、見通し図を作成し、それを個別の教育支援計画、個別の指導計画に反映させる。

(2)友達同士認め合い、協同・協力する力や関わる力を高める

  • 学級の仲間関係を基盤にしつつ、「体育」「音楽」「学部集会」等、部単位の学習や「作業学習」「自立活動」等、縦割りのグループ毎の学習を中心に、仲間関係を育み、互いの力を高め合う学習機会や生活年齢に応じた関わり方について学ぶ機会を積極的に設定する。
  • 役割分担や協同活動による学習を積極的に設定し、互いの役割遂行を通して、達成感、自己肯定感、仲間意識を高める。
  • 多様な評価(自己評価・他者評価・相互評価)機会による振り返りの活動を通して、生徒同士が互いに認め合う関係づくりを目指す。

(3)基礎的・基本的な学習内容の確立を目指す

  • 食事、衣服の着脱、排泄の確立に加え、「身だしなみと整理整頓の確認」について、学級を中心にしながら学部全体で取り組む。
  • 「国語」「数学」を中心とした各教科において、基礎的・基本的な知識や技能を身に付けられるようにする。

(4)自ら考え、自信をもって自主的・自律的に学習に参加する力を高める

  • 「生活単元学習」「作業学習」「総合的な学習の時間」等で、自らの力で課題に向かい、問題解決できる学習場面を設定し、様々な場面で学習を振り返り、自分から報告したり、発表したりする機会を設定する。
  • マラソン、校外学習、陸上大会練習、作業学習を通して、目標に向かって自主的・自律的に活動に取り組む力や集中力、持続力を高める学習機会を設定する。
  • 学習への参加機会を増やし、多様な評価(自己評価・他者評価・相互評価)による学習の振り返りを重視する。

(5)社会生活で起きている出来事や身の回りの出来事に関心を持ち、今できることを考えて行動する。

  • 新型コロナウィルス感染症への対策方法を知り、新しい生活様式を身に付ける。
  • ごみの分別からリサイクルやリユースすることの大切さを知り、日頃の生活に結び付ける。

  

3. 学部目標

(1)自らの「願い」や「思い」を考え、表現する力を高め、自信を持って自主的・自律的に学習や活動に向かう力を育む。

(2)お互いを認め合い、協同・協力し合いながら共に学校生活を送る力を育む。

(3)将来の生活(「くらし」「学ぶ」「働く」「余暇」)につながり、社会生活に役立つ力を育む。

 

 

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