中学部

平成27年度 3学期トピックス

平成27年度の中学部トピックス(3学期分)を掲載しています。

4月4日 中学部トピックス

新学期に向けて!

 

 平成27年度の卒業式、修了式が終わり、学校は新学期に向けた準備が着々と進んでいます。

 

 昨年度の中学部では、「生徒の願いを尊重した支援」を指導方針に加え、本人の願いや思いを大切にした教育を目指してきました。

 毎年、4月に提出していただくニーズ調査アンケートでは、保護者のニーズをご記入いただいておりましたが、昨年度は、親子の話し合いを受けて、本人の「願い」を記入していただくようにいたしました。

 人の多様性を尊重し、共生社会の実現を目指す我が国は、「障害者に関する権利条約(通称、障害者権利条約)」の批准や関連する法整備に伴い、今後ますます障害者本人の「意思の表明」が尊重される時代がやってきます。

 本校では、これらを背景に生徒自身が、「願い」を身近な家族や学校、職場の支援者、さらには社会に対していかに表現できるようになるかについて考えていきます。

 

 今年度のニーズ調査アンケートでは、生徒が必要とする「合理的配慮」について考えていただくことになりました。

 「合理的配慮」とは、「障害者権利条約」を批准した160ヶ国(2015.11)の共通言語で、障害者から何らかの助けを求める意思の表明があった場合の、負担になりすぎない範囲の、社会的障壁を取り除くために必要な便宜のことです。

 本校においては、子ども達が全ての教育活動へ主体的に参加できるようにするための「個別の配慮」と捉えています。

 学習上または生活上、子ども達がこれまでに受けてきた支援やこれから必要と考える配慮について、本人の意思の表明を基本に、保護者との合意形成をふまえ、個別教育計画に反映させていきたいと考えます。

 具体的には、このような支援があると活動への参加がしやすい、学習や生活がしやすいという配慮や対応の方法について本人、そして保護者と一緒に考えていきます。

 

 国が目指す共生社会の実現に向けたインクルーシブ教育システム構築は、筑波大学においても次期中期目標・中期計画で掲げる大きなミッションです。

 本校では、こうした流れを受け、将来の社会参加において「意思の表明」ができる生徒の姿を目指し、「願い」を「育む」教育に取り組んでいきたいと考えます。

 

 昨年度は、自分で調べたこと、まとめたことを表現する学習や自分で選択したり、決定したりする学習を取り入れてきました。国際理解をテーマにした単元への挑戦や、生徒同士で学び合う協同学習など、新しい授業実践を通して生徒の「学びの可能性」を実感した一年でした。

 至らぬ点が多々ございましたが、最後まで中学部教育へのご理解とご支援をいただき誠にありがとうございました。

 そして、8日から始まる新しい年度においても、生徒、保護者、教員が「チーム大塚」「チーム中学部」として互いに支え合いながら前進していきたいと考えます。

 

 一年間、ありがとうございました。そして、今後ともよろしくお願いいたします。

3月18日 中学部トピックス

最後の交流会!附属高校の生徒が来校しました!

 

 中学部では、附属高等学校と年間4回の「交流および共同学習」を行っています。

 先日は最後の交流会が行われ、互いの親睦を深めました。今回の交流会は、9月の桐陰祭以来ということもあって、みんな再会を喜んでいました。

 はじめは、これまでの交流会についてスライドショーを見て振り返りました。夏休みの合同調理、桐陰祭でのステージ発表や販売などの写真を見ると「懐かしい!」「楽しかったね」という声が聞こえてきました。

 その後のレクリエーションでは、桐陰祭のステージ発表で踊ったエイサー、そして附属大塚がアダプテットスポーツとして発信しようとしている「タグ柔道」を行いました。

 エイサーは、附属大塚の生徒にとっても久しぶりですが、ダイナミックに踊る姿に感心しました。生徒達のかけ声、そしてパーランクーや大太鼓の音が体育館中に響き渡っていました。

 中学部が交流会で必ず歌う曲といえば、「Believe」です。今回も高校生の伴奏で熱唱しました。

 大塚の生徒が得意なタグ柔道では、畳の上を素早く駆け回る大塚の生徒達に戸惑っている様子でした。きっと、みんなすごい!と感じたことでしょう。

 

 交流会後には、本校職員と高校生が1年の振り返りをしました。今年もたくさんの感想や意見を聞くことができました。

 これまで、教員主導で行っていた交流会ですが、今年度は、高校生の意見も取り入れて「合同調理」を企画しました。

 多様な学びの場を提供するインクルーシブ教育システムの構築に向けては、「交流」だけでなく共に学ぶ「共同学習」が重要な機会となります。

 11附属による2泊3日の「黒姫高原共同生活」では、附属生が企画するという試みをしました。与えられた交流機会にただ参加するだけでなく、共に学び合える機会をどうつくっていけるかを附属学校群の児童生徒が一緒に考えながら「共生社会」の実現を目指したいと考えます。

3月16日 中学部トピックス

音楽鑑賞会で尺八コンサートがありました!

 

 毎年恒例の中学部音楽鑑賞会では、尺八演奏家の本間豊堂(ほんまとよたか)さんお招きし、ピアノの峯ひろみさん、なりものの秀さん、ベースのカイドーユタカさんの4人で結成された「平成ロマンキャッツ」の方々によるコンサートを行いました。

 2月に予定していた鑑賞会がインフルエンザによる学部閉鎖で延期となったため、生徒達とっては待ちに待った演奏会でした。

 演奏の前には尺八体験がありました。本間さんが音の出る角度を探りながら息を吹く生徒の口に尺八をあてると、簡単に音を出すことができました。

 きれいな音が出ると歓声がわき上がり、満足げな顔で何度も吹こうとチャレンジする生徒の姿が印象的でした。

 

 コンサートでは、尺八による「つるのすごもり」や「はるのうみ」といった曲の演奏に加え、ポップス調にアレンジした「さくら」や「アメイジング グレイス」、「ラプソディ イン ブルー」などの曲を4人で演奏してくれました。

 静かな尺八の曲もテンポのよいポップス調の曲も楽しみながら聴くことができました。

 大塚リクエストの「ドレミのうた」では、振り付きの元気で力強い生徒の表現に驚かれた様子でした。

 演奏会後の振り返りでは、それぞれの生徒が4人の演奏者一人一人に対して感想を述べる姿がみられました。日頃から仲間のよいところを認め合う経験を積み重ねてきた生徒達らしい振り返りでした。そんな姿に教員一同とてもうれしくなりました。

 昨年は、琉球音楽、今年は尺八、来年はどんな鑑賞会になるか楽しみですね!

3月10日 中学部トピックス

400Mハードルブラジル代表の杉町選手と交流しました!

 

 筑波大学では、オリンピック・パラリンピック教育に取り組んでいます。

 先日は、400Mハードルで北京オリンピックに出場経験のある杉町マハウ選手が来校しました。杉町選手はブラジル生まれ日本育ちの日系ブラジル人です。現在も現役で、夏に行われるリオ五輪の出場を目指している選手です。

 

 交流会は、高等部の生徒が中心となって準備を行い、当日の司会進行も生徒が進めました。中学部の生徒達は、チャレンジコーナーに参加し、杉町選手と一緒にダッシュしたり、ハードルを跳んだりしました。

 杉町選手が跳ぶハードルの高さは91.4cmもあります。生徒達のお腹のあたりまであるハードルを軽い助走でひょいと跳んでしまう姿にみんな驚いていました。

 

 今年度は、たくさんのオリンピアン・パラリンピアンとの交流がありました。選手達が語る生徒へのメッセージは、心に響くものばかりでした。

 杉町選手、リオ五輪に向けて頑張ってください!そして、みんなも杉町選手のように夢や目標をもって頑張ろうね!

3月4日 中学部トピックス

中学部お別れ会が行われました!

 

 中学部では、3年生の卒業を祝う「お別れ会」を生徒達が運営します。今年度も1・2年生が中心となりプログラムや招待状、会場の装飾などの準備を進め、2年生は全員が役割をもって司会進行を行いました。

 和やかな雰囲気の中、心のこもったあたたかいお別れ会になりました。卒業生は、一人一人が中学部での思い出や高等部に進学して頑張ること、そして後輩に向けたメッセージを述べました。胸を張るその先輩達の姿に1・2年生達は尊敬の眼差しで見つめていました。君たちのきっと素敵な先輩になっていきますよ!大丈夫!

 

 主事からは、中学部が大切にしているメッセージの話がありました。日頃、みんなに伝えてきた私たち教員の願いです。しっかりと心に刻んで高等部に行ってくださいね。そして、この願いは、在校生みんなへの願いでもあります!

 

 「願い」を育てください

 「目標」や「夢」に向かって努力してください

 「自分を信じ」何事にもチャレンジしてください

 「仲間」と励まし合ってください

 「協力」して支え合うことを学んでください

 中学部では「協力こと」として「助け合い」「教え合い」「譲り合い」の気持ちを大切にしています。今年度は様々なグループ学習の場を通して「協力する」姿が見られましたね。

 

 第2部は、歌やダンス、毎年恒例の親子対抗風船バレー大会などで盛り上がりました。また、1年生からは素敵なレザークラフトによるキーホルダー、2年生からはカラータイルで装飾されたオリジナルボックスをプレゼントしました。卒業生達は感激の様子でした。

 

 最後は、全員で記念撮影をしました。また、一つ楽しい思い出ができましたね。この日の1年生、2年生、そして3年生はとても立派で素敵な中学生でしたよ!

3月3日 中学部トピックス

生徒会企画TDS校外学習は大成功!

 

 先日、生徒会が中心となって企画した東京ディズニーシー校外学習が行われました。

 これまでに3回の事前学習をしてきた生徒達は、この日をとても楽しみにしていました。縦割りグループでの校外学習は中学部で初めてのことです。先輩と後輩が仲良く活動する姿がとても印象的でした。

 

 「キャラクターに会いに行こう!」グループでは、ショーを見たり、ジーニー、グーフィー、チップとデールと一緒に写真を撮ったりして楽しみました。たくさんのキャラクターに会えてみんな大喜びでした。

 「乗り物に乗ろう!」グループでは、それぞれが希望するアトラクションを順番に乗ったり、色々な味のポップコーンを食べ歩いたりしながら楽しみました。誰とペアを組んで乗るかを相談する姿が見られるなど、縦割りグループならでわのあたたかい関わりがあったようです。

 「こわい乗り物にチャレンジしよう!」グループでは、ファストパスを上手に使って絶叫系を何度も乗りました。「ドキドキする」「怖い」と言いながらもみんなが笑顔で乗る姿が印象的でした。一つのアトラクションが終るとほとんど走って移動していた生徒達。昼食の時間も忘れて楽しみました。

 

 初企画となった今回の校外学習。解散式の振り返りでは、生徒会長が「やったね!TDS大成功!」と呼びかけるとその声に全員が応えていました。

 今回、インフルエンザで休んだ生徒のことを心配したり、友達が来られないことを残念がったりする生徒の姿が見られるなど、この行事でも仲間関係の育ちを感じました。

 2年生のAさんは、「来年、僕が生徒会に立候補してディズニーランドに行きたいと思います!」と力強い言葉。でもその後「○○さん一緒に生徒会やらない?」と友達を誘っていましたね。ねえねえAさん、デートに誘う訳じゃないですよ。でもまあ、そのやる気はうれしいです。期待しています!

 

 事後学習では、各グループが楽しかった思い出を発表し合いました。こうした経験を積み重ねてきた生徒達は、人前で発表することに自信をもち、友達の発表に対しては、あたたかい言葉がけができるようになりました。とても素敵な仲間達です。

3月1日 中学部トピックス

文部科学省や国会議員の皆さんが本校のICT機器を活用した実践を視察に来ました!

 

 生徒会企画で進めてきた校外学習の事前学習3回目が行われました。今回は、各グループがタブレット端末を活用したロイロノート(Loilo社)を使って作成したプレゼン資料を生徒達が主体となって発表しました。

 資料は、Web上で撮影した画像にコメントを加えたり、音声を録音したりしたスライドをつなぎ合わせて作りました。発表では、タブレット端末を電子黒板に接続し、大きく拡大してみんなに見てもらいました。生徒達は、自分の発表だけでなく、友達の発表も楽しむ様子が印象的でした。

 

 本年度、中学部ではグループでの協同学習を積み重ねてきました。そこでは、「助け合い」「教え合い」「譲り合い」といった中学部が考える「協力」するための3つのかかわりが数多く見られました。今回はこれまで以上にリーダーが中心となって協力しながら発表する姿が見られうれしく思います。

 

 視察にこられた皆さんからは、知的障害特別支援学校におけるICT機器活用の教育的効果をご理解いただいたようでした。

 ICT機器の整備は、小中高等学校、特別支援学級、特別支援学校全ての多様な学びの場で重要な「基礎的環境整備」と「合理的配慮」を実現するためにも不可欠な教育環境です。 全国の学校へ普及させるための予算確保や人材育成を進めてほしいと願います。

2月23日 中学部トピックス

卒業制作は金工です!

 

 今年の卒業生は、修学旅行の思い出を金工で表現することになりました。

 生徒達は、シーサー、飛行機、パイナップル、なんとソーキソバといった題材を選んでいました。指導は、ステンレス彫刻の作品づくりをしている造形専科のM先生です。銅板に下書きした線の上からポンチとハンマーでやさしく刻印する生徒達の顔は真剣です。力を入れ過ぎると穴が空き、弱いとしっかり刻印されません。丁寧に、そして慎重にハンマーを叩く姿が印象的でした。完成が楽しみです。

最後のサーキット運動がありました!

 

 今年度、最後のサーキット運動は、小学部6年生の体験と一緒に行いました。これまでの成果を発揮する生徒達でしたが、なかでも1年生が張り切っていましたね。準備の段階から6年生にやさしく声をかけながらリードしていました。

 この日の頑張り賞は、6年生も発表されました。再現による振り返り場面では、あたたかい声援を送ったり、拍手で賞賛したりする様子が見られました。

 1年間のサーキット運動では、生徒一人一人の運動能力だけでなく、仲間同士で支え合う関係を築くことができたようです。来年も楽しみです。

 その後、6年生は、「グループ学習(選択:英語)」に参加し、英語の歌や絵本づくりの活動に取り組みました。

2月18日 中学部トピックス

生徒会企画「校外学習」の事前学習を合同で行いました!

 

 例年、各学級で企画していた3学期の校外学習。今年度は生徒会が企画しました。

 縦割りグループ学習の機会を数多く取り入れてきた中学部では、「みんなで行きたい」という意見が多く、東京ディズニーシー(TDS)でのグループ活動を行うことに決定いたしました。

 生徒のこうした願いを受けて、教員団は、研究協議会に向けて取り組んできた「協同学習」による「調べ学習」と「発表」を軸にした指導計画(全5回)を立案しました。

 1回目の授業では、生徒会が考えた「キャラクターに会いに行こう!」グループ、「のりものにのりに行こう!」グループ、「こわいのりものにチャレンジ!」グループの3つのグループの活動について電子黒板やタブレット端末、音声ペンを活用しながら学習しました。

 グループ分けは、生徒の希望を尊重して行い、タブレット端末を使ってTDSのHPにアクセスしながら動画や画像を調べ、行ってみたいアトラクションやレストランを相談していきました。

 調べたことは、学習シートに記入し、コースの他にグループの名前や目標なども決めていきました。

 2回目の授業では、「ロイロノート」(株式会社Loilo)という学習支援アプリを使って各グループのプレゼンスライドを作成しました。生徒達が協力しながら学習を進める姿がとても印象的で、「協同学習」の成果を感じました。

 来週はいよいよ各グループの発表です。どんな発表になるか楽しみですね。

 この単元、事後学習でも同様にグループでの発表会を予定しています。

2月8日 中学部トピックス

「合同家庭」で「国際理解教育」調理学習を行いました!

 

 今週12日(金)は、第51回目の研究協議会があります。今年の中学部では、「国際理解教育」を題材にした「協同学習」を発表します。

 中学部では、リーダーを中心とした縦割りグループを編成し、全員が役割を担いながら協力して学習をすすめる「協同学習」に取り組んでいます。共に支え合う学習機会では、生徒同士が互いを認め合い、尊重し合いながら学習に向かう力や学習の「振り返り」によって自分を評価する経験、大人に評価される経験、仲間同士で評価し合う経験を積み重ね、自他を肯定的に捉える豊かな自尊感情が育まれます。

 

 様々な国のことばや自然・文化を学んできた中学部では、「合同家庭」を企画し、3つの国の食べ物を調理しました。生徒は「ベトナム」の生春巻き、「カナダ」のメイプルシロップパンケーキ、「イタリア」のピザの3つのグループの中から選択して調理を行いました。

 どのグループも協力しながら手際よく調理をする姿が印象的でした。綺麗に盛りつられた3つの大皿を並べるとちょっとしたバイキングレストランの雰囲気。生徒達は、楽しく会食しました。

 

 学習の振り返りでは、「ベトナムグループの生春巻きが美味しかったです。次は○○を作ってみたいです。」、「ピザが最高でした。今度はパスタに挑戦したいです。」といった感想を発表する生徒がいました。次の企画は、レストラン学習です。どの国のどんな食べ物について学習するか楽しみですね!

2月2日 中学部トピックス

オリンピック・パラリンピック教育交流会がありました !

 

 先週、筑波大学出身で女子柔道48キロ級世界一になった福見友子選手との交流会が行われました。

 ロッテルダム世界選手権大会で優勝したときのメダルを持ってきてくださり、メダルに触ったり首にかけたりと貴重な体験をさせていただきました。生徒達は世界一の金メダルに大喜びでした。  

 その後、福見選手とお話していて、とても興味深いことを教えてもらいました。実は、日本以外の国では、メダルはそんなに大切なものではないのだそうです。メダルよりも大切なものがあるからだそうです。

 保護者が書いてくださった連絡帳に、こんなことが書いてありました。 「交流会から帰ってきて、子どもが、夢を持つことと努力することを大切にするんだと言っています」 福見選手がこの交流会で伝えたかったこと、それはメダルの輝きではなかったんですね。  

 福見選手が大切にしてほしいことを2つ言っていました。ひとつは、「夢をもつことの大切さ」です。もうひとつは、「努力することの大切さ」です。この2つは、世界一の金メダルをとることよりも大切なんだと教えてくれました。 みなさんには、夢がありますか?みなさんは、目標に向かって、日々努力していますか? スポーツに限らず人生においてベストを尽くすこと。大切な勝利することではなく、目標に向かって全力で取り組むことです。交流会で福見選手に教えてもらったことを、ぜひみなさんの生活の中にいかしてくださいね。そして、さらに成長した姿で、また福見選手に会えるといいですね。  (オリパラ通信No5より)

附属大塚考案のタグ柔道でアダプテット・スポーツ交流を!  今回の交流では、タグラグビーで使用する細長いカラーの紐を腰に巻いて互いのタグを奪い合う「タグ柔道」を行いました。附属高校からお借りした柔道で使用する畳の上で、福見選手や友達同士で対戦した生徒達は、元気に動き回り、楽しみながら身体を動かすことができました。  福見選手は、互いにタグを奪う様子が柔道の組み手争いの動きに近く、とても面白かったと感想をお話してくれました。  身体が大きく動きの鈍いN先生は、小さな身体で俊敏なIさんに本気で勝負し、負けていました。これぞ、誰もが対等に力を競えるアダプテット・スポーツ!ですね。  交流会の午後には、中学部生徒が残り、畳の上の礼儀作法や受け身の取り方などを教わりました。とても充実した交流会でしたね。  司会を務めた2年生も立派でしたよ!

1月25日 中学部トピックス

 3日間のスキー合宿が終わりました!

 

 スキー合宿3日目、朝食を食べる生徒の顔は疲れた表情もなくとても元気でした。

 みんなが楽しみにしていた認定証授与式では、ドキドキしながら検定の結果を聞く様子が印象的でした。今年度、特級に進級した生徒はいませんでしたが、1級の発表に歓喜する姿が見られました。

 スキー合宿では、なかなか経験することのできないスキーの活動を通して多くのことを学びます。楽しいだけではなく、目標に向かって取り組むことの大切さ、その目標を達成した時の成就感や仲間で認め合う気持ちの育ち。生徒達が手にする認定証には、検定の等級だけではなく、数ヶ月間の事前学習を通して取り組んできたことの成果を認めるための大切な意味が込められています。ぜひ、これまでの頑張りを今後の生活にいかしていってくださいね。

 

 今回のスキー合宿では、日頃の学校生活以上に生徒一人一人の成長が見られました。

 苦手だった荷物整理を自分からやろうとする姿、時間を意識しながら生活する姿、宿舎の方々に元気に挨拶やお礼をする姿、いつもと違う友達とでも集団行動をとる姿など、どの生徒にとってもこの宿泊学習がとても意味ある教育活動になっています。

 来年はどんな成長を見せてくれるか楽しみですね。みんな、3日間、本当に楽しかったよね。そして頑張った!事後学習では、3日間の出来事を振り返り、思い出や来年に向けた目標を発表してください。

1月21日 中学部トピックス

 うれしたのし大好きスキー合宿!

 

 朝からパラパラと雪が降っていましたが今日もいい天気。雪質もサラサラとした最高のパウダースノー。そんなコンデションの中、生徒達はたっぷりそり遊びやスキーの練習ができました。

 今回の練習では、開閉器を使って自分で制動をかけながら斜面を滑れるようになった生徒、初めてリフトに乗って緩斜面を滑走できるようになった生徒、開閉器を外してターンができるようになった生徒がいました。上級班の先輩達は、なんと15分もかかるゴンドラに乗り、1700mの山頂から2800mもの長い斜面を一気に滑ったようです。

 たくさんの生徒達が上級を目指して練習し、それを達成する姿が見られました。初めてスキー板をはく生徒にとっても、パラレルターンを目標にしてきた先輩達にとっても大変貴重な体験をすることができたと思います。

 

 夕食後の雪上レクシエーション。生徒の思いが通じたのでしょう。雪が少し降っていましたが気温も高く気持ちよく夜のゲレンデで活動することができました。恒例の宝探しゲームとそりリレーでは、中高等部縦割りの生活班で協力しながらゲームに参加する姿を見ることができました。こうした学部間の交流もスキー合宿のいいところですよ。集合写真に写る生徒達の表情は、とても笑顔で生き生きとしていました。

 

 明日は、いよいよ認定証が授与されます。1年生にとっては、自分が何級なのかを気にしている様子でした。また2年目、3年目の生徒達は、少しでも進級できるように一生懸命練習していましたね。大丈夫だよ、みんなが頑張っている姿を先生達はちゃんと見ていたよ。来年もその調子で頑張ろうね!

 

 今年のスキー合宿は、体調を崩す生徒もなく、みんなが最後まで活動を楽しむことができました。明日も笑顔で学校に帰ろうね!

1月20日 中学部トピックス

 いよいよ始まりました!スキー合宿!

 

 本日の天気、東京は晴れ、尾瀬岩鞍スキー場がある片品村は雪!雪!雪!の最高のスキー日和?!数日前までには雪のなかったゲレンデもようやく白銀の世界になりました。しかも、高速道路ではチェーン規制がされており、一般道に降りてからも道路は真っ白でした。

 午後の活動では、時々吹雪くことがあり、生徒達は顔が痛い!といいながらそり遊びやスキーの滑走にチャレンジしました。

 スキーの体験が初めての生徒がほとんどの1年生も寒さに負けず元気に板を着けて歩く練習をしました。

 上級班のFグループでは、早速何度もリフトに乗りトレーン(一列になり続いて滑る)で華麗に?!滑っていました。みんなも早く高等部の先輩のようになりたいね!

 初日の夕食後は、活動班に分かれて明日の練習に向けたミーティングをしています。動画を見ながら振り返ったり、上手に滑るポイントを確認したりしました。さあ!明日も頑張るぞ!

1月19日 中学部トピックス

 「合同生活」の国際理解教育について紹介します!

 

 2学期の国際理解教育では、縦割り5グループによる「協同学習」を通して「アルゼンチン」「メキシコ」「オーストラリア」「ドイツ」「韓国」の6つの国を調べました。

 生徒達は、リーダーがくじを引いた国を調べます。くじで決めるのはちょっとしたドキドキ感があります。くじのガチャポンケースの中には、ミッションとなる国旗カードが入っています。まずはくじで引いた国旗を手がかりに「ちずこっき」というアプリを使って国名と挨拶を調べます。調べたことはクイズシートに記入します。

 続いて「食べ物」「動物」「スポーツ」「自然」「お土産」など6つのミッションカードの中から3つを選択し、カードの裏面に示された「馴染みのないことば」をWeb上で検索します。「エアーズロック」「トルティーア」「テコンドー」など生徒にとっては???といった言葉を調べるミッションにみんなとても真剣に取り組んでいます。それらしい画像を見つけたら教員に報告し、正解したら写真をゲットします。文字情報から写真情報を手に入れた後は「大きな赤い岩山」とか「お肉と野菜を巻いた辛い食べ物」といったヒントを考えてクイズシートに記入します。学習したことをまとめたシートはそのままクイズの出題に使います。

 友達と一緒に何かを調べる経験が少ない生徒達ですが、回を重ねる度に教え合ったり、助け合ったりする姿が見られるようになりました。

 3学期に入り、「オランダ」「カナダ」「トルコ」「フランス」「ベトナム」の新しい国の学習に入りました。今週の授業では、カナダに「メイプルシロップ」という食品があることを知り、クイズの後に「メイプルシロップ」の作り方を動画で学びました。最後は、みんなで試食タイムを楽しみました。今後は、こうした五感で学ぶ体験を通して様々な国への興味関心を広げていきたいと考えます。みんな楽しみだね!

「ふるさと祭り東京」に行ってきました!

 

 東京ドームで行われている「ふるさと祭り東京」に行ってきました。この祭りは、日本全国のお祭りや物産品を紹介するイベントです。中学部では、様々な地域の文化を学び、将来の余暇にいかすための学習として位置づけています。

 生徒達は、3年生が修学旅行で行く沖縄の特設会場やクラスごとに関心のある地域の物産品やふるさとの味に触れることができました。

 

 沖縄の会場では、ミニステージで沖縄舞踊を披露しており、全クラスが観覧しました。修学旅行の事前事後の学習としても貴重な体験だったと思います。揚げたてのサーターアンダギーやソーキソバを食べる生徒がいたり、出演者に三線を弾かせてもらう生徒がいたりと様々でした。

 ふるさと祭りで生徒が一番楽しみにしているのは昼食です。事前にパンフレットを見て食べたい丼や麺類を決め、好きな食べ物を買いに行きました。それぞれに好みがあるようで、ご当地のラーメンや丼を食べて大満足だったようです。

 お祭りステージでは、熊本「牛深ハイヤ祭」、石川「御陣乗太鼓」、秋田「竿燈祭り」を見ることができました。竿燈祭りでは、「どっこいしょ!どっこいしょ!」と声を上げながら46個の提灯を連ねた高さ40メートルほどの竿燈を頭や肩、腰を使ってバランスよく立てる様子はダイナミックで見ていて楽しかったようです。

 Aさんは、見学したお祭りの中にご両親の出身地のお祭りがあったようでした。早速ご家庭でお話をしたようです。様々な地域の文化を知るって楽しいですね。この機会に身近にあるものが日本や世界のどの地域につくられたものなのかを考えながら生活してみてください。

 いよいよスキー合宿です!

 

 来週は待ちに待ったスキー合宿です。暖冬の今年はゲレンデの雪が少なく心配ですがスキー場がある尾瀬の天気は当日まで雪。これからの積雪に期待したいところです。

 今週、活動班最後の事前学習がありました。手袋や帽子、ゴーグルの着用からスキーブーツ、スキーの板の装着など自分でできることを目指す生徒達ですが、ほとんどの生徒がスキーブーツの装着で悪戦苦闘します。足首の関節を伸ばしながら強く踏み込む動作に慣れていない生徒は「きつい!」「痛い!」「無理!」と弱音をはく様子が見られました。

  今年度は6つのグループが編成されており、スキー技能に応じた練習を行いました。最終日には、7級から特級までの8つの階級による検定が行われ、生徒達は、昨年度よりも上級の資格を目指して練習を行います。

 スキーの板は、個々の技能に関係なく全員が装着し、斜面の滑走が難しい生徒でも、雪面を歩いたり、緩斜面をゆっくり滑ったりする経験をします。事前学習では、体育館に敷かれた絨毯マットの上を何度も歩く練習を行いました。初日からリフトに乗って滑走練習をする上級班では、板を装着した状態から怪我をしない上手な転び方や起き上がり方を練習しました。

 

 中高等部のスキー合宿は、昭和53年から実施されており、今年で36回目になる附属大塚の伝統行事です。様々な生活経験を通して社会に参加するために必要な力を身につけることを目指す本校では、雪国での厳しい自然に触れることも貴重な体験と考えています。

 また、将来の生涯スポーツとして社会参加することも障害のある子ども達にとって大切にしたい私たちの願いです。一方で、このスキー合宿は筑波大学体育専門学群専門科目である「特殊体育授業理論・実習」の実習にも位置づけられています。今年も大勢の学生ボランティアに支えられながら練習を行う予定です。

 みんな、楽しみですね!

1月15日 中学部トピックス

 新春恒例の書き初め会をしました!

 

 中学部では、毎年書き初め会をしています。生徒達は、共通のお題「申年」と自由課題に取り組みました。

 習字は、まず姿勢を正すことから始めます。身体が曲がっていると書字のバランスも崩れます。一筆一筆に集中することも大切です。深呼吸し、気持ちを穏やかに調整することもうまく書くコツです。生徒達にとっては、漢字の筆順を学ぶ機会にもなりますし、多くの学習効果があるようです。

 そんな指導の中、呼吸を整えながら丁寧に筆を入れる姿、一気にさらりと筆を進める姿と様々でした。中でも姿勢よく教員の指導を待つ生徒の姿や文字を書くことが難しくても教員に手を添えてもらいながらしっかりと筆の先を見て運筆を追う生徒の姿が印象的でした。今回は、冬休みに練習してきた生徒もいて自信をもって堂々と書いている様子が見られていました。また来年も楽しみです。

 

 早速廊下に掲示し、週末には審査会が行われます。優秀賞や特別賞はどの作品が選ばれるか楽しみですね。今年も校長賞や副校長賞があります。審査の基準は、様々。きっとこれまで絵や運動が苦手で表彰に手が届かなかった生徒も選ばれるチャンスがあると思います!期待して結果を待ちましょう!

1月8日 中学部トピックス

3学期のはじまりです!

 

 いよいよ3学期がはじまりました。

始業式のため体育館に入った生徒達がまず気がついたのはピカピカの新しい床です。これは、筑波大学システム情報系准教授の鈴木健嗣先生が中心となり附属大塚と共同で進めている「ミライの体育館TM」プロジェクトによるものです。

このプロジェクトは、これまでの体育館の機能に加え、大型床面プロジェクション・マッピン装置を備えた体育館によって、より創造的な活動が可能となり、障害のある子ども達の社会性や表現力を養うための最先端の情報工学・発達心理学・医学における学際研究を行うことを目的としています。

 今年度は、天井4カ所、計8台のプロジェクターを設置し、プロジェクション・マッピングを投影しやすいように床面を新しくしました。

 現在、どのような活用が可能かについてたくさんのアイディアを出し合っています。教員がタブレット端末で操作しながら、床面に活動を支える手がかりを示したり、子ども達の動きに合わせて床面が変化したりするようなことができるかもしれません。

 鈴木先生からは、「これはできないだろう」という無理難題を出してほしいとのことです。2020年の東京オリンピックパラリンピックでは、世界に向けてお披露目するそうですが、アスリートが目の前で実演する様子を立体に投影するなんてできるだろうか・・・・。ソフトの開発はこれからですが、色々なことができるといいですね。

 

 詳しくは下記URLにアクセスしてください。

http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201512081400.html

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